邪悪な子供たち


 なんかワンカットだけ出てくるスゴい形相の子供たちが気になるんだけど(笑)。キャストたちがわがままな子供に振り回されるエピソードでもあるんだろうか?

マジックアワーといえば


 三谷さんのこの作品を思い出す。個人的には前作の有頂天ホテルの方が面白かったけど、この作品も嫌いじゃなかった。なぜ有頂天ホテルより評価が下かというと、成り行きで参加した(連れてこられた)俳優が本物の振りをする羽目になる、という展開が同じ三谷作品の「合言葉は勇気」や「十二人の優しい日本人」と被るからだ。


 とはいえ、この作品中で語られる「マジックアワー」という言葉の意味と上の曲の印象はあまり一致しないので、むしろ曲名の由来はこっちなんだろうな。

対象ホテル宿泊ゲストはテーマパークの指定日に通常の営業時間より長くパークに滞在する事ができます。このシステムを「エクストラ・マジックアワー」と呼びます。

私の中でカプコンが(ほぼ)死んだ日

“椿姫彩菜のゲームの話”第11回 ゲスト小野義徳氏「格闘ゲーム禁断のビジネスモデルはカジノ」


 モンハン4Gの発売日前日に言うことじゃないかも知れないけど、この記事を読んでブチ切れたので。

小野義徳氏(以下、小野) すみません。『ヴァンパイア』新作は当分出ません! 『ヴァンパイア リザレクション』の売上が届かなかったなぁ……と。

椿姫 えーっ!(笑) 本当に好きなのでぜひ出してほしい気持ちはあるのですが!

小野 それなら400万本くらい購入していただかないと(笑)。


 結局稲船氏がいてもいなくてもほとんど変わらなかったってことね。いや、作れないのはまだ仕方ないと諦めるとしても、こういうインタビューの場で稲船氏も小野氏もベラベラベラベラ喋りまくるっていうことは、よっぽど企業風土として根付いてるんだろう。
 ちなみに私はヴァンパイアリザレクションを買っていない。小野氏の立場からすると買ってないユーザーなんぞに発言権はないのかもしれないが、これまで5つのハードで発売された6種類のヴァンパイア(PSのヴァンパイアとセイヴァーEX、SSのハンター、DCのクロニクル、PS2のコレクション、PSPのカオスタワー)を買った身から一言言わせてもらおう。
 私のようにネット対戦をほとんどせず、またゲーム画面の画質の良し悪しにこだわることもない人間にとっては、リザレクションはDC版のクロニクル以下のゲームだ。ハンターとセイヴァーを収録しているという売りだが、DC版のクロニクルでできたはずのハンターキャラとセイヴァーキャラの対戦すらできない。今のカプコンに新規追加要素を期待するほど私は理想家ではないが、しかしリザレクションにはPS2版のコレクションでに追加された「ディー」すら登場しない。要するに変わり映えのしない移植だったから食指が動かなかったのだ。

小野 バンダイナムコゲームスさんは『鉄拳7』を発表しましたけど、セガさんが格闘ゲームでは何もしなくなっているので(笑)、ここは盛り上げようとするところで役者が揃わないと。

椿姫 でもセガさんは、『ブレードアークス フロム シャイニング』や『電撃文庫 ファイティングクライマックス』など、アーケードの2D格ゲーにすごく力を入れられていますよ。

小野 いやいや、本丸の“アレ”の新作が出てないじゃないですか!(笑) “アレ”が何とは言わないけれど、ここはやっぱりガツンと大きなタイトルを期待したいですよ。

小野 『ウルトラストリートファイターIV』(以下、『ウルIV』)は、「まずアーケードで出す」ことを前提に始まった話でした。今回はなぜ、カプコンではなくタイトーさんからリリースされたのかについては、しゃべれないことだらけなので想像してください(笑)。

椿姫 えー! なんだろう(笑)。

小野 社内スタッフは開発だけではなく、PR部門などもやる気だったんですよ。でも最後の決断は……。それでタイトーさんの門を「頼もうー!」と叩いた次第です(笑)。


 自分の会社で新作出してないのに偉そうだなアンタ(笑)。

小野 格闘ゲームって、あらゆるビデオゲームの中でも特殊なんです。なぜなら負けた人がお金を払うという仕組みは、ほかのどのゲームにもないですからね。これって、賭け事と同じなんです。


 シューティングゲームだってアクションゲームだって(CPUに)負けた人間が金払ってるし、QMAだってクイズの対戦に負けた人間がゲームを続けるために金を払ってるだろ。むしろ勝った人間が金を払うなんて仕組みのゲームがどこにあるのか教えてくれよ。

小野 じつはiPhone版『ストIV』シリーズの配信数は、コンソール版の販売数を抜いているんですよ。

椿姫 それって、メチャメチャ売れたってことですよね!


 カプコンもソシャゲに行きたくて行きたくてしょうがないんだってのがにじみ出てる。既に何タイトルか失敗してるから、成功してる会社を見てて相当悔しいんだろう。開発費かけないで儲かるんだから当然だが。


 ゲーム業界はいつから儲け儲け売り上げ売り上げ騒ぐようなこんな寒い業界になったんだろうか。このインタビューから今後どんな作品に期待したらいいのか、あるいは製作者がどれだけゲームが好きなのか、と読み取れるプレイヤーが果たしているだろうか? ゲームで金を稼ぎました、これだけ儲けますっていう話ばっかりで、他のインタビューを読んでもうんざりする。ましてやこの記事は経済誌の記事じゃない、ゲーム雑誌によるインタビューだというのに。これじゃまるでソシャゲ開発者向けのインタビューみたいだ。
 売り上げは大事かもしれないがユーザーには関係ない。売り上げが足りないから続編が出ないのは事実かもしれないが、そんな話わざわざユーザーの耳に届けるのが正しいとも思えない。


 ちなみに、タイトルにほぼとつけたのはこの話があったから。それだけ。


『ストIII 3rd』、『ヴァンパイアセイヴァー』、『ストZERO3』、『ハイパーストII』、カプコンの名作格闘ゲームがNESiCAxLiveで配信決定! 全国大会大阪予選に出展


 旧作ができれば御の字だ。もう期待して裏切られるのはお腹いっぱいだよ。