涼宮ハルヒの消失、2回目雑感

 消失2回目を鑑賞。ついでに小説版と漫画版も買った。気づいたことを適当に書き散らしてみる。


・小物の演出が素晴らしい。具体的には長門が部室で膝にかけているブランケットとか。スリッパとかね。


・なんか、ラブプラスの凛子によく似たクラスメイトが妙に気になる。クラス委員長は朝倉だと思うんだけど、教壇で話してるシーンがある。


キョンが改変後の名簿を見るシーン。あの中にはキョンの本名はないってことでいいんだろうか?


けいおん! のキャラとかゲスト出演してたりしないか、目を皿のようにして探したけど、信号待ちのシーンの女の子がちょっと唯に似てたくらい。中の人も違うし関係ないな。


・「文芸部への入部届けを返す時、取り損ねて二回目でやっと手に取る」とか、全部原作どおりの演出なのね。凄いわ。さすが。「書道部に乗り込んだ時部屋の中に入る部員」は三人じゃなく四人に見える。


・「シャミー、シャミー、ごはんだよー」の歌も原作どおりなのか!


・最初に文芸部の部室に行ったシーンのパイプ椅子の演出が、原作に超忠実だったと知って吹いた。水揚げ直後の軟体類、の表情が「あれ」なのねw


・小説では、アナザーハルヒが書道部に乗り込むシーンで「鶴屋さんが書道部ではなかったんだっけ」ってキョンが言ってるんだが、劇場版は、キョンがアナザー朝比奈さんとアナザー鶴屋さんと初めて会うシーンで、キョンのモノローグにかぶって聞き取りづらいが「今年の書き初めの字、何にするか決めた?」「ううん、まだ…」「じゃあ、あたしが決めてあげるさ!」「えー、いいよー」みたいな会話をしている。ただ、みくるは書道箱を持っているが鶴屋さんは書道箱を持っていないので、書道部ではないのかな?


・ちなみに「長門有希ちゃんの消失」では鶴屋さんは「書道部員二年」とはっきり書かれてるが、こっちではキョンすら「文芸部一年」だからなぁ…。


鶴屋さんが腕をねじり上げるの只者じゃないと思ってたけど、原作ではちゃんと「古流武術」って書かれてるのね…。


・あと、原作からの改変点。アナザーハルヒが北高に乗り込むシーンで、原作では「ジャージと体操服」を取りに一度教室に帰っているんだけど、そのシーンがない。ただ、前のシーンでは鞄を持ってないので、省略しただけかもしれない。


・改変後、ハルヒに携帯電話をかけるシーンで、原作では「かけたけど通じなかった」と書かれているが、劇場版だと「番号そのものが電話帳から消えている」。


・小説ではアナザーハルヒが「北高はプレハブ校舎で貧乏でダサい」と言っているが、下駄箱は陽光を取り込む豪華なデザインで、2階には連絡通路まである(1階に渡り廊下、ではない)ので、そうはとても見えない…。


・読みが浅いせいかよくわからないんだけど、キョンは「自宅を自転車で出て、駅に向かい、電車に乗って、最寄の駅から高校まで歩いて」通っているということでいいんだろうか。それとも電車に乗るんじゃなくて、坂が大変だからわざわざ途中の駐輪場に自転車を置いて残りは歩いている? いや、それだと長門のマンションまでずっと徒歩だった理由がよくわからない…。 


・同様によくわからなかったのが、教室から部室棟の位置関係。教室から部室棟まで歩くシーンでのモノローグが結構あるし、キョン自身小説版では「旧校舎にある文芸部室から教室までは遠い」と言ってるんだけど。「降りて、移動して、上がって」るってことでいいのかな。同じように上級生であるみくるに会うシーンが部室に向かうシーンの前にあるのも「上級生の教室は向かいの校舎にある」から(小説版)なのか。しかし3つも校舎がある公立高校って凄いな。いや普通なのか?


・朝倉さんのブッスリ。舞台挨拶で鶴屋さんの中の人が「桑谷夏子の殺戮シーン」と言っただけあって迫力満点。一回刺した傷口を踏みつけて凱歌をあげるシーンも原作にはないシーンだね。


・スタッフロール。あれだけ出番に差があっても、順番は「ハルヒキョン、有希」なのね。「キョン、有希、ハルヒ」にするべきな気もするが。


・スタッフロール。クラスメイトに全部フルネームで名前がついてたのには驚いた。


・そういえば、小説版でも劇場版でも描写されていなかったハルヒの「鍋」の正体が漫画版であっさりと描かれていたのに驚愕。