X-MEN ZERO ウルヴァリンを見たので感想などをつらつらとあげてみる。
なお、筆者は劇場版X-MENを1〜3まで公開当時に観て、その後DVDなどは持っていない(つまりかなり忘れてる)、アメコミ版のことはほとんど知らない、知識はカプコンの格闘ゲーム版X-MENに偏っている、という人物なのでご了解いただきたい。
あと本編の超絶ネタバレを含んでいるので未観賞の方はブラウザの戻るボタンでお戻りいただきたい。
よろしいか?
・当たり前といえば当たり前なんだけど、劇場版1に繋がる、それより前の話ということは「ウルヴァリンが記憶喪失になる」のは確定してる。それに今回の悪役、セイバートゥースとストライカー大佐は劇場版の1と2に登場してるから、今作で死ぬはずがないわけで。そのあたりどう料理するのかに興味があった。
・そのセイバートゥース。ウルヴィーのライバルキャラとしては今回の設定の方が劇場版の1より絶対いい。だって旧作では言葉も喋れないし、ほとんど怪獣の扱いだったもん。
「お前とはこれきりだ」
「これきりにはならないさ、俺たちは兄弟だからな」
・ストライカー大佐は、劇場版の2と役者の顔が違いすぎて最初別人かと思った。っていうかあのエンディングで2に繋げるためには舞台裏での社会戦に20回くらい勝たないといけないような。
・アメコミ版に詳しければ、冒頭出てくる政府の特殊機関に所属しているミュータント(これXファクターのメンバーなのかな?)の誰が誰なのか、すぐにわかるんだろうなぁ…。日本刀で戦ってるミュータントのこと、ずっとシルバーサムライだと思ってた。スタッフロールにすらミュータントの名前が出てないとは…(本名でクレジットされている)。
・ディフレクションヒャッホーイ。リフレクションヒャッホーイ。
・サイクロップスが大活躍。誤爆して校舎を壊すのはお約束だけど、その後は敵を倒したり、みんなを脱出口まで導いたり…お前本編シリーズより活躍してるじゃねーか!(笑)
・逆に割を食ったのがガンビット。ポスターでは結構いい位置にいるのに…渡されたハンドアウト勘違いしてPC1に向かってダンスマカブルかました後、戦闘シーン一切なしってどういうことよ? せっかくキネティックカードはカッコいいのに! まるで旧作のサイクロップスみたいな扱い。やっぱりアメリカ人はフランス人嫌いなのか?(笑)
・クライマックスフェイズの舞台がスリーマイル島だというのにふいた(笑)。
・最後にウルヴァリンが記憶を失うのが決まっているということは、描き方としては二つあって、一つは「記憶を失うまでにタイムリミットがあって、目的を達成できるかどうか時間と葛藤しながら、なんとか目的を果たし、記憶を失う」か、あるいは「全てが終わった後、勝ったと思っていたら何らかの理由で記憶を失ってしまった」かどちらかしかないと思っていた。で、この映画は後者。
エンディングの印象は、記憶は失ったが目的は果たせた、ではなく、目的は果たしたが記憶を失ってしまった、という感じか。バッドエンドだよね、これ…。
・今回のラスボス、デッドプールを主役にしたスピンオフが予定されているらしいが、日本で当たるかなぁ…全然知名度ないし、今回の映画でも特に目立ってなかったしなぁ…。