昔、クロウ - 飛翔伝説という映画があって、ブルース・リーの息子のブランドン・リーという人が主演だったのだけれども、撮影で使っていた空砲と思われていた銃に実弾が入っていて、撃たれて死んでしまうという事故があった。
ブランドン・リー(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC
彼が死んだ時、映画の撮影はまだ終わっていなかった。でもスタッフが彼の残された映像を合成したり、CGを使ったりして映画を完成させた。
この話を聞いたとき、ぼんやりと
「俳優がいなくなっても映画って撮影できるものなんだ。じゃあ、遠い未来、俳優が演技しなくても映画が撮れる日がくるんだろうか」
と、技術の進歩に畏怖を感じたのを覚えている。
この動画を見たとき、それを思い出した。
双海亜美の中の人は「鏡音リン・レン」というボーカロイドに音声を提供している人だけど、この作品ではそれは使われてないらしい。
つまり、既存の音源を変化、加工することでこれだけの物が作れるわけだ。
もちろん、ここに至るまでには想像を遥かに越える苦労と努力があったんだろうとは思うけれども。
もしかしたら、未来は思ったよりそう遠くないのかもしれない。