ミロ(ダンジョンズアンドドラゴンズ・赤箱)

 昨日のエントリに書いたとおり、私が最初に作ったTRPGのキャラクター。HFO(ヒューマン・ファイター・オトコ)だった。本当は器用貧乏好きなのでエルフがやりたかったんだけど(赤箱時代のD&Dのエルフは戦士と魔法使いのハイブリッドだった)、DMに「ルール読むのがめんどくさい(?)」と言われてHFOに。
 上の経緯からわかるように、意味もわからずダイスを振り、キャラメイクにも20分とかかっていないはず(装備は先輩の戦士のを書き写して所持金を差し引きしただけ)。名前が聖闘士星矢なのは、


「このプレートメイルって何ですか?」(当時はDQもFFもなかった!)
「ゴールドセイントみたいな鎧のこと」
「じゃあ名前もゴールドセイントにしますね」


 …安直だ!

 その後どうなったかというと、最初のシナリオで打ち捨てられた古代の闘技場みたいな場所を探索して(しかし確か戦闘はなかった)、最後に
「巨大な両開きの鉄の扉がある。扉はまるで凍りついているかのように冷たい」
とDMが言った瞬間、他のプレイヤーは何を意味しているか理解したらしくガタガタ震え出した。
 意味のわからない私が一人「???」マークを浮かべていると「じゃあ、ミロがそこの扉開けてみて」と言われ、素直に開けた瞬間、扉の後ろで待っていたホワイトドラゴンのドラゴンブレスの直撃を受けて即死した。もちろんセービングスロー判定に成功しようが失敗しようが絶対に死亡するダメージ(HPが最大8、ダメージは計算上40オーバー。もちろん当時の数字は覚えていない)だった…。
 まぁ他のメンバーも次の一撃で全滅したんだがw
 「ダンジョンズアンドドラゴンズがよくわかる本」という解説本の「ダメな例」にもほとんど同じ展開のリプレイが載っていたので、たぶん当時こういうのが流行だったんだろうと思うw

 ちなみに、その後このミロというキャラを使うことはなかった。展開が気に入らなかったからとかDMにむかついたからとかではない。実はこの私にとってはTRPG初体験の直後、DMをやっていた友人が引っ越してしまったのだ。
 プレイヤー全員が引っ越しの手伝いに呼ばれて集まり、そしてその場でDM自ら「じゃあ、ビットくん次からDMやってね」と指名され…以後私はDMに転向してしまったので、このキャラの出番はこれっきりというわけw

聖闘士聖衣神話 スコーピオンミロ

聖闘士聖衣神話 スコーピオンミロ