Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100123_fate_movie_event/

 というわけで、映画を観てきたので感想など(できるだけネタバレしないようにしますが、嫌いな人は回避でお願いします。特にこのエントリの一番下は回避してください)。

 軽い気持ちで友達を誘って観に行こうとしたはいいけど、池袋はさすがに混んでるだろうと思って吉祥寺にしたのに、10:30の段階で1:10からの回の整理券配布に長蛇の列という有様。開始まで並ばなくてすんだのは助かった。寒くてw 劇場がそれほど大きくなかったのもあるんだろうけど。

 で、映画そのものの感想。前半と後半に分けると、とにかく前半は尺が短すぎる。

 ○○が襲ってきた! → ○○を操っていたのは××だった! → 学校が△△に襲われてる! → ああっ! ○○が倒されてる!(この間15分もない?)

 インタビューで「スピード感のある展開」といってるのは物はいいようだなあと思う。とにかく展開が速い。日常シーンが冒頭にしかなくて後はバトルバトルバトルなので、緩急の急しかなく、まるでダイジェストムービーかMADムービーを見ているようだ(主人公は高校生なのに普通の高校生と会話するシーンが1秒もないといえばどれくらい速い展開かわかるかと思う)。
 とはいえ、原作のゲームに忠実に、内容をカットしないで100分かそこらに押し込めようとすればこれしか方法がない。原作のキーとなる台詞はちゃんと全部入っているし、切られた登場人物もいない。いい意味でも悪い意味でも忠実な出来で、シーンには過不足はない。だからこんな急ぎ足の展開になるんだろう。
 あと、全般的に説明が足りなくて、主人公は最初まるで普通の高校生のように描写されているのに、途中から何の前振りもなく超常能力を使っている。主人公の右手にある赤いアレについても説明は一切ない。
 とにかく時間が足りてないのだ。

 その代わり、前半を可能な限り切ったせいか後半はよくできている。元々この話は原作のゲームでも一番好きなエピソードでもあるし「あのシーンを映画にすればこうなるんだ!」というのがよくわかる。赤い人の必殺技は画面映えする迫力のあるものだし、最後の敵の必殺技もド派手なので見応えがある。作画クォリティの高さも劇場版ならではだ。

 感想をまとめていうとこうなる。

「あなたがゲーム版をやっていて『このシーンが映像になるとどうなるんだろう?』と感じているか、あるいはアニメ版を見ていて『違うエンディングの物語があるのであれば観てみたい』と思ったなら、見る価値はある」

「もしあなたがゲーム版に触ったこともなくアニメ版も見たことがないか、あるいは劇場版に『新しい何か』を期待しているのであれば、やめた方がいいかもしれない」










 以下、鑑賞済みの人のためのネタバレ全開一言感想。

 ライダー死ぬの早すぎ。イリヤカワイソス。ランサー格好よすぎ。なんで士郎がロー・アイアス作れるのん?


 凛が魔力を補充すると言い出した時の私と友人の心理描写。



 その後の展開を見て



 おまえwwwww なんでわざわざ上着脱いだんだよwwwww 期待させんなwwwww