もう一つの職業

 世界樹の迷宮3は、サブクラスも解禁されていよいよ本領発揮という感じになってきた。同じく2層〜3層突入までのイベントの流れも含めて、今までの世界樹にはない展開でちょっとびっくりした。こういうストーリーは大好きだ。FF11も世界の中心がジュノからアルザビに移った時最高に盛り上がったし。


 今回のサブクラスシステムを高く評価している人は多いと思う。何を隠そう私自身がそうだ。素晴らしいアイデアだと思う。ぶっちゃけ、世界樹1と2にもサブクラスシステムを導入してリメイクしてほしいくらいだ。
 サブクラスシステムの一番のメリットは、キャラクターの個性化という点だろう。世界樹1と2は、突き詰めていくと有用なスキルとそうでないクラスがくっきりと分かれ、最終到達点が(いくつかに分かれるとしても)数パターン、少ないと1パターンに収斂してしまうことがあった。
 しかし、サブクラスを導入することで組み合わせを生かし、自分の好みやポリシーに応じて明確に異なるベクトルのキャラクターを作ることができるようになった。

 もう一つのメリットは、やり直しやフォローが効くようになったことだと思う。前作までの世界樹では、例えば終盤強くなるけれど序盤はあまり出番がないクラスは、序盤ひたすら我慢するしかなかった(私にとっては前者がドクトルマグスやソードマン、後者がダークハンターやカースメーカーだった)。
 しかしサブクラスシステムがあるお陰で、メインが鍛え上がるまではサブクラスのスキルでしのいだりすることもできるようになった。サブクラスが休養で振り直せるのも大きい。

 また違うパターンもある。このゲームの場合少なからずいると思うが「使用キャラをイラスト優先で選んでいる場合」、8パターンのイラストのどれも気に入らない、あるいはどれかのイラストが気に入ってどうしても使いたいが能力が好みに合わない場合、どちらかで妥協するしかなかった。しかしサブクラスシステムがあれば、金髪ファーマー子5人でどうしてもプレイしたい人でもなんとか進めることができるだろう。

 固有スキルが有効でないクラスの場合、実質メインクラスが死んでしまうというデメリットを挙げる人もいるが、今のところ私はそれをまったく感じていない。


 ここで、サブクラスシステムについてTRPGと比較考察しようかと思ったのだが、プリ子が早くアーモロードに戻ってこいとうるさいのでまた今度にしますね^^