アリアンロッドの発売当初はメインクラスの範囲を広げてほしいという意見も多くあったし、実際そういったハウスルールを使って遊んでいたグループもあったと聞く。
しかしそれらは主流にはならなかった。
先日、世界樹3のギルドカードの集計をした時「プリンセスもモンクもいないギルドは採掘PTだけだった」と書いた。回復役だけではなく、ギルドが、そしてパーティが機能するために、それぞれのメンバーに当然期待されている役割というものがある。それらが有機的に機能しなければパーティは成り立たない。
24のサブクラスの中には役割が被るものが当然含まれている。ウォーリアと同じ役割のクラス4人でパーティは作れないし、アコライト相当のクラスが4人いても困る。
世界樹3ならば、途中でやり直すこともフォローすることも可能だ。モンクもプリンセスもいないギルドを作ってしまった後で回復役が欲しいと思ったのなら、追加すればいい。しかしアリアンロッドは違う。経験からアコライトがいないと苦しいことがわかったからといって、やり直すことはできない。全滅してもリセットボタンはないのだ。
だからあえて、キャラクター作成の自由度が減ることを承知の上で、メインクラスが4つに絞られているのである。他のサブクラスがどんなにバラバラな組み合わせであっても、メインクラスが「ウォーリア、アコライト、メイジ、シーフ」の4人でパーティを作れば、自動習得のスキルを使ってそれなりの活躍ができるように作られているのだ。