思い出ゲーム「パラシュート」


 ゲーム&ウォッチのタイトルとしては、ドンキーコングなどに比べるといまいちマイナー。設定をもうよく覚えていないのだけど、事故か何かを起こしたヘリから(?)パラシュートを着けた人が次々に海に落ちてきて、自分は救助艇(?)の水夫になって、左右に移動しながら落ちてくる人を回収する。落ちてくる場所は確か3箇所あって、落下軌道から位置を予測して救助に向かう感じ。ちなみに回収できなかった人はサメの餌になる(残機が1減る)。
 システム上「2箇所に完全に同時」に落ちてこられるとクリアできないのだが、スコアが上がっていくと「2箇所ほぼ同時」とか「3箇所ほぼ同時」に落下してくるパターンがあり、順番を読み間違えるとアウト。あらかじめ落下軌道が見えているというシステムは、後のテトリスとかぷよぷよを想像させるが、回転させたり組み合わせたりという要素はなくただひたすら「落ちてくる順番」と「タイミング」を読むというゲームだった。
 後半の方になるとひたすら反射神経だけが試され、どう考えても殺しにかかってきてるとしか思えない速度に思わず「イーーーーッ!」となる。それをしのいでホッとしていると、なぜか単純でゆっくり落ちてくるパラシュートを受け止め損ねて泣く羽目になるのもお約束だった(笑)。