1万円の値下げも効果薄、「PSP go」の販売台数が「PSP-3000」などを圧倒的に下回る
PSPgoが10月に入ってからすんごい勢いで投げ売り開始。どうなってんだ一体……
微妙に昨日のエントリの続きっぽい話。
あちこちでPSPgoの苦戦が報じられている。goはいい機械なんだけどな……。
PSPgoの凄いところは、Torneで録画した映像をそのまま持ち歩けるところにある。
goと似たような性能を持つデバイスは色々あるんだけど(iPodTouchとか)、地デジで録画した画像を(コピーワンスを解除する等の不正規な方法を使わずに)持ち歩けるポータブルデバイスというのは他に知らない。もちろんディスクに焼けばポータブルDVD/BDで再生できるけど、大きいし重いし嵩張る。
もちろんその代わり、Youtubeなどの動画共有サイトの映像を見るにはiPhone等の方が簡単に見れて、goだとハードルが高い。しかしそれには、Wifiか電話回線契約が必須になってしまう。goで録画済の地デジ映像を見る分には回線状況はなんら関係ないし、携帯回線の契約料も不要だ。
Torneの録画映像を見るという使い方をしている限り、一般的にgoの欠点とされている「やりたいゲームがいつまで経っても配信されない(小売に配慮してのことだと思うけど、ゲーム機として考えるとこれは致命的欠陥だ)」とか「操作がやりづらい」ことは、まったく欠点にならない。また、データの移行にPCを介する必要がなく、めんどくさいセットアップや設定がまるでいらないこともメリットだ。
もちろんこれらの機能は全て、PSP−3000でも可能だ。ただ、ゲームで遊ぶことにこだわらなければ、goのスライド式の本体はコンパクトで助かる。ポータブルビデオ再生機として見れば、goは最強機の一つではないかと思うのだ。
ただ、これはソニーの悪い癖だが、goは凄いのにその凄さがあんまり知られていない。前にも書いたがリモートプレイ(知名度がもっとあればリモートプレイ対応のゲームはもっと増えるはずなのに……)、そしてこのTorneとの連動機能も。もっと大々的にアピールすればいいのに、良機がこのまま埋もれていくのはあまりにも惜しい。
……というか、このまま生産中止、PSPphoneに全面移行とかなると困るんじゃーー!!