「ロードス島戦記」がPC/モバイル向けにオンラインゲーム化決定

http://www.4gamer.net/games/127/G012756/20110124038/


ロードス島戦記―灰色の魔女 (角川文庫―スニーカー文庫)


 15年前なら喜んだんだけど、ソーサリアンオンラインとかの前例も見ちゃってるし(ちなみにゲームオンは韓国系資本の基本無料アイテム課金制オンラインゲーム製作会社です)。水野氏自身もうTRPG畑とはほとんど関係ない人になっちゃってるから、このロードス島戦記もTRPGとは独立した作品なんだろう。
 ロードス島戦記のゲームというと、DCで発売された「ウォートがベルド蘇らせて無双やるゲーム」(ネタとしては面白かったけど)もオールドファンにとってはかなり疑問符のついた作品だったし、これもオンラインゲームだ、バンザーイと手放しで喜ぶ気分にはなれないのが正直なところ(ちなみにプレイする予定は今のところありません。基本無料アイテム課金制オンラインゲームは湯水のようにお金をじゃぶじゃぶ注ぎ込まないとまともにできないゲームが多いので)。


 そして、私が気になっているのはSW2.0発売前にさらっと触れられたきり「SW2.0アレクラストワールドガイド」についての音沙汰がまったくないことも含め、フォーセリア世界自体、これでTRPGとしてのサポートは終わってしまったのか? ということなんだけど(もちろんもうサポートはしないと明言されたわけではないけど)。
 しかし、これでもし本当にフォーセリアのサポートが終わったとしたら、日本で一番古くからサポートが続いていたファンタジーTRPGの背景世界の一つの歴史が幕を下ろす(というか、いつの間にか幕を下ろしていた)ことになる。海外はグレイホークだのグローランサだの、30年選手の背景世界がルールやシステムが変わっても未だにサポートされてたりするのが多い印象なんだけど、やっぱりこういうのも文化の違いなのだろうか。