あと刀を二本だけ

 友達とある話をした後、徒然考えた。


 今回の原発事故もそうだけど、今の基準が様々な疫学的な調査やら統計やらを元に、厳密な基準で考えられたものだとしても、10年後、20年後もそれが正しいままであるとは誰にも断言できない。震災みたいな自然災害もそうだし、オゾンホールの問題のようにかつて無害安全とされたものの害が後年判明することもないわけじゃない。
 あれだけ「絶対に安全」と言われてきた原発も、こんな事故を起こした。人間が人間の安全を保障するなんて、厳密な意味では不可能なのだということが、今回の教訓なのかもしれない。


 というわけで、あの場所の空気が人体に害があるかどうかについては、全面的に前言を撤回した上で「わかりません」と訂正します。ごめんなさい。
 ちなみにこの話は福島原発とはまったく関係ありません。