エルミナージュ・リターンズ

エルミナージュ DS Remix ~闇の巫女と神々の指輪~


 今回は、エルミナージュ1と2(DS版)の違いについて触れてみたい。攻略Wikiを見るとデータ的な差異については書いてあるが、それ以外の細かい部分についてはあまり書かれていないようなので。
 2→1の順番にプレイしている私の視点で書くとややこしくなるので(2で「改善」された点が、時系列のせいで「改悪」されたように見えてしまう)、わかりやすい形で書くことにする。


・戦闘中の行動順が指定できるようになった。

 これは大きい。まだ1の私のパーティには召喚士がいないが、召喚契約を結ぶ際の手間が段違いになる気がする。


・鍛冶錬金済みアイテムが文字色で区別できるようになった。

 1では鍛冶錬金済みアイテムとそうでないアイテムが一見区別がつかないので、錬金済みアイテムを既に二つほど鉱石ごと店に売り払ってしまった。


・エリア移動画面の「町」と「ダンジョン」が文字色で区別できるようになった。

 些細な変更に見えるが、コンパスを使って手当たり次第に場所を探している時、これがあるのとないのとでは煩わしさが違う(ダンジョンに突っ込むつもりで街に突っ込んでしまうことがなくなる)。


・キャライラストが引き気味の全身立ち絵からアップになった。

 個人的には一番大きな変更点がこれ。1では闇の巫女が何人も出てくるのに顔もよくわからない……。オランド商店の店主のホビットの子も表情がはっきりしないし……。2の宿屋の娘の表情がはっきりとわかるのとは対照的だ(*1)。もしかしてPSPのリミックスでは改良されるんだろうか?


(*1)馬小屋に泊まり続けると露骨に愛想が悪くなる(笑)。


・コマンドリピートが戦闘ごとにリセットされなくなった。

 1では戦闘ごとにリセットされるので「連続して全員でマハマハを使って逃げる」という場合も毎回入力しなければいけない。


・逃走が全員判定になった。

 後衛は武器が届かず「守る」コマンドを選ぶ機会が多いので、コマンド欄の一つ下にある「逃げる」を誤選択しがちなのだが、これのおかげで「一人だけ逃げ出す」という事態は避けられるようになった。ただ、私は経験値揃え縛りでプレイしているのでこれは改善点なのだが、そうでない人には賛否両論かもしれない(一人だけでも逃げて体勢を立て直す、という選択肢がなくなった)。


・錬金倉庫を使う時、倉庫にある鉱石でも合成できるようになった。

 1では、合成に使う鉱石は倉庫から錬金術師がいちいち引き出しておく必要があった。


・前の周回で踏破しているマップは、未踏破でも半透明表示されるようになった。

 もちろんその周回で踏破していない限りティオメンテなどで飛ぶことはできないが、前の周回でどういうルートで歩いたかが分かるのでコントラキオのような構造のダンジョンでは非常に助かる。


・読み込みが短くなった

 これは体感でしかないが、DSの2では読み込みを意識する瞬間がほとんどない。1だとエリア移動する瞬間に一瞬ラグがある気がする。