あなたはどっち派?


堀井雄二、ドラクエ5で「ほとんどの人がビアンカ選ぶと思った」


 私はフローラだった。理由は一つ、先行してプレイしていた家人がビアンカを選んでいたから違う方を選んだというだけだ。もし自分が先に選んでいたらビアンカだっただろう。
 少なくとも最初のスーパーファミコン版では、選択を迫られるまでにフローラに感情移入するイベントがほぼ皆無であり、堀井氏が普通ビアンカを選ぶというのも当然だと思う。またそれ以外に、これを重視するのは私くらいかもしれないが、主人公の能力が勇者系/僧侶系に近い能力(バギとかホイミが使える)で、ビアンカの魔法使い系能力との組み合わせにシンメトリカルな美しさを感じるから、というのもある。フローラの能力もまた僧侶系に近く、主人公と(使う魔法こそあまりかぶらないものの)ベクトルが同じで立ち位置が被る。
 しかし、SF版のフローラは石像状態から回復するイベントまでレベルが上がらないという特徴があったため、かなりの苦行だった。いや正直に言うと、馬車に放り込んだままにしていたせいでレベルが上がるようになってからも能力が変更されたことに気付かず、ずっと補欠のままだった。彼女が実は戦力としてビアンカを上回る凄腕であることを知ったのは、本当に最終盤に差し掛かってからだ。

 ちなみに私はDQをかなり変則的にプレイしている。1、2、5、9という順番だ。


ドラゴンクエストシリーズ


 ウィキペディアのシリーズ各作品の詳細をご覧いただけるとわかるのだが、実はDQ3と4はMSXに移植されていない。前にも書いたとおり、5は家人の持っていたスーパーファミコンでプレイさせてもらったのである。しかしその家人がエニックスよりスクウェア派だったこともあり、6,7,8はプレイする機会がなかった。この間までプレイしていた9は、実に5以来のドラゴンクエストだったことになる。