愛情よりも友情

『ペルソナ4』ビジュアルシートコレクションのイラストの一部がホモホモしいwww


 腐受けを狙ってるとかそういうのでなく、ペルソナ4って例えば悠と雪子、陽介と千枝の恋愛物語っていうより、悠と陽介、千枝と雪子の友情物語なんじゃないかな、と思う。
 もちろんこれには二重の意味がある。恋愛要素が全然ないというんじゃなく、そこはコミュに依存しているためプレイヤーの選択によって展開が変わってくる。だからイメージが固定しないように、敢えて特定の組み合わせを前面に押し出していないんだ、という考え方もある。
 でも例えば、アニメでマヨナカテレビを見た後真っ先に電話をかけてくるのは千枝でも雪子でもなく陽介だ。完二のエピソードなど、幼少時に絡みがあったのは雪子だし、実際に被害者だった雪子が真っ先に主人公に電話をかけてきてもおかしくないはずなのに。
 だからやはりこれは、2組の男女の物語ではなくて2組の友情の物語なんだと思う。この匙加減が、ともするとラノベ的ハーレム展開になってしまいかねないストーリーを、そうでない独自のカラーを持った青春物語にしている。*1


 ただ、コミュについてはG、というより次回作に向けた要望がある。4だと主人公の仲間たちのペルソナが、「コミュ0かコミュMAX」でしか違いが現れない。もっと他のタロットのペルソナのように幾つものペルソナがあって、仲間のペルソナも状況によって付け替えられたりするともっと面白いと思うのだが。

*1:もちろん、これを逆手にとって、ペルソナのシステムを使ったコミュ/恋愛ゲームとダンジョン攻略の2つの要素を併せ持った外伝的作品なんかも面白いかもしれない。キャラデザは日向さんだといいな!