さすがとしか申し上げようがありません

■ぐだぐだの進化

シナリオの進行から外れる、というのは、本来、それによってセッションが面白くなることを期待してのことです。
では、その「面白くなるアイディア」ですが、良いアイディアを出すときに大切なのが、緊張を抜いて、気軽に色々なアイディアを出し、それを皆で転がしてゆく、いわゆるブレインストーミングの手法です。
お分かりと思いますが、「ブレスト」と「バカ話」って、ほとんど同じものなのです。
つまり、みんなで、ぐだぐだとバカ話をする中で、良いアイディアが出てくるわけです。
また個人が思いつく、良いアイディアが、他の人にとって、楽しいかはわかりません。そこの距離感を調整するのも、グダグダです。

それに対し、悪いぐだぐだというのもあります。
それは、ルール解釈に関する論争や、セッションの進行、他のプレイヤーの行動に対する異議などが、長引くことです。
こうした議論が長引くことの問題は、意見の対立を煽ることで楽しいセッションが阻害されることです。
ルール解釈や、セッション進行等について、全員が納得できる意見なら、すぐに採用されるわけで長引きません。
長引くということは、対立の種があるわけです。つまり、プレイヤーAにとっては望ましいが、Bにとっては望ましくないといったような。
その結果、望まない結果を誰かに押し付けることになります。
判定を行うこと自体は重要ですが、その際に議論して下手に時間をかければかけるほど、感情的な対立が深まるので、さっさと片付けるのが良いでしょう。


 これについては何か書こうかといろいろ頭の中で言葉を転がしていたところだったのだけれど、Xenothさんの文章を読んで自分の中のもやもやもストンと落ちた。まさにその通りだ。
 Xenothさんのこのエントリをちゃんと読めば一々断るまでもないと思うが、この悪いぐだぐだとそうでないぐだぐだを混同することは絶対に避けるべきである。