危ないところだった

ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版 ルールズ・コンペンディウム

ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版 ルールズ・コンペンディウム

  • 作者: ロブハインソー,ジェームズワイアット,ジェレミィクローフォード,アンディコリンズ,Rob Heinsoo,Jeremy Crawford,James Wyatt,Andy Collins,桂令夫,柳田真坂樹,岡田伸,北島靖己,楯野恒雪,塚田与志也
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 単行本
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 友人と初詣に出かけた帰り、書店でこの本を見かけた。

 D&Dは3.5版までは追いかけてたんだけど、4版はしばらく見ない間にかなりの数のルールブックが発売されていて、しかも単体では決して安くはない価格なので、どれを買ったらいいか迷っていたところだったのだ。
 ルールズ・コンペンディウムの説明には「全てのルールをこの一冊に」「基本ルールを携帯と参照に便利な形にまとめた」と書かれていたので、CD&Dのエンサイクロペディアのように「これを買えば他のはとりあえずいらないのか」と思い、レジまで持っていく寸前までいったのだが「帰ってからルール体系にどう位置づけられる本なのか確認してみよう」と思い直した(値段が1500円だったらそのまま買っただろうが、5800円だったので慎重になったのだ)。
 結果的にはそれが正解だった。これは4thエディションの「エッセンシャル」と呼ばれるシリーズの一つで、確かにルールが全て掲載されているのだが、キャラクター作成のルールやモンスターデータは一切載っていない。従って「キャラクターは作成済みで、シナリオもあらかじめ用意してある」という状況でないと、この一冊で用を済ますことはできないのだそうだ。*1
 シリーズを逐一追いかけていないと、こういう時に情報が足りなくて困る。ルール全体としては、4thよりエッセンシャルの方がわかりやすくて好みなのだが……。*2

*1:旧AD&DのPHB、DMG、MMに相当する物を揃えるにはあと「ヒーローズ・オヴ・フォールン・ランズ」「ダンジョンマスターズキット」「モンスターヴォルト」と合計4冊のルールが必要らしい。後者2つは未訳。

*2:紛らわしい表現をして申し訳ないが、エッセンシャルは4thのルールのバリエーションの一つのようなものであって、4thの一部だし、双方のルールを混在させることも可能だ。と同時に、エッセンシャルはそれ単体でプレイ可能なシリーズである。こういうところが少々ややこしい。