ファンタジーは死んだ（）はずなのに

Role&Roll Vol.104

「俺もお前らもファンタジーを浪費した。ファンタジーは死んだ！」とまで言い切った御仁の次回作がファンタジー作品だなんて夢にも思わなかったわ。前作のプレイヤーにどう顔向けするつもりなのか。
　それともあれか？　次作の設定は「人間が悪意の精霊に滅ぼされたあとの世界の小人たちの話」となってるけど、この「滅びた人間」に「バルナクロニカの人類」ひいては「ＴＲＰＧプレイヤー全体」を引っ掛けた皮肉を言ってるつもりとか？　まさかね。まさか商業作品を使ってかつての顧客にあてこすりするほど根性が捻じ曲がってはいないと思いたいけど。でもネーミングが「闇の精霊」とかじゃなくて「悪意の精霊」ってなってるあたりに怪しい気配がするな。
　なんか、そのうち介護職あたりに転職して「ＴＲＰＧを介護に使うんだ！　ＴＲＰＧは単なる遊びじゃない！」とか言い出しそうだな、この人も。