ツイッターをやっちゃダメな人

ラノベ作家・橋本紡氏「娘を秋葉原に連れて行くと娘の脚を見てくる奴がいます。吐き気がします。六歳ですよ。僕の娘を、そんな目で見るな。ふざけんな!」


 私は子供いないけど、弟には子供が二人いる。でも、甥が2歳だった時に望遠カメラで狙われたなんて話は弟から一度も聞いたことない。他の周りの子持ちの親からもそんな話耳にしたことがない。
 前後のツイートとか全部見てみたけど、この人の発言ちょっと常軌を逸してる気がする。執筆か育児のどっちかでストレスがたまりすぎちゃってるんじゃないだろうか。なんか他人の担当である編集者をほぼ名指しに近い形で罵倒していたり、校閲室にいる人間が作品の9割執筆したも同然とか発言していたり。
 「萌えが嫌いだ、半分の月の〜はそういうつもりで書いた作品じゃない、書かなければよかった」って言ってるけど、それならなんでリライトしたんだ? どうして出版社が変わっても萌えイラストが表紙なんだ?
 そもそもちょっと前のツイートで複数の同業者のことを「構文が判らない」とか「三行で挫折した」と名指しで罵倒しつつ「苛々する相手がいる社会は健全」「多様性を受容すべき」とか言っておきながら、舌の根も乾かないうちにこれ?

 ちなみに、私は橋本氏の作品のほうこそ三行とは言わないけど三ページで挫折した。表紙イラストに惹かれて買ったはいいものの、なんというか説教臭い、行間から作者の自意識が滴ってくるような文章。それこそまさに「生理的に受け付けない」文章ってやつだった。
 野尻氏のSF作品のように「メイに萌えなくてもSFとして読むべきところがある」でもなく、小川さんの作品のように「今風の萌え要素的なものとは敢えて距離を置いて書いている」でもなく、その要素を抜いたらまさに見るべきところがない作品。外国を拠点にしてるって言ってるけど、この人の作品が外国だけをターゲットにして売れるレベルにはとても思えない。

 まぁ、仮にも作家なんだから、言いたいことは作品で語るべきだろう。ツイッターで噛み付くばっかりじゃなく。
 本人が言うように外国に移住でもするのならどうぞご勝手にって感じだけど、こういう人を作家だからといってなんちゃら諮問会議みたいなのに入れちゃうとおかしなことになっちゃうんだよな……。