これで今の任天堂を作り上げた立役者、そしてゲームボーイを生み出した二人が両方鬼籍に入ったことになる。*1これも時代の流れだろうか。
山内さんで一番印象に残っているエピソードは「何やこれ、見えへんやないか。もう売るのやめや」だ。
今年で24周年の初代ゲームボーイとWii Uについて。あるいは山内前社長と岩田社長について
しかし、宮本さんなどの山内元社長へのコメントを見る限り、かなりのカリスマ性のある人物だったらしい。ゲームボーイも、結局この鶴の一声がなければ売れるものにはならなかっただろう。
彼はワンマンではあったが、部下を信頼して数々のプロジェクトを任せた。そこがジョブスやゲイツとは少々違うところだ。もちろん成功とはいえないプロジェクトも多かったが、結果的に任天堂という会社を京都の花札メーカーから世界に名の知れた巨大企業に育て上げたのは間違いなく彼の功績だ。
私の青春は、あなたたちが生み出した多くのモノとともにありました。そのことに心から感謝しつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします。