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ジョジョASB ファンの気持ちを裏切った結果


 あれだけ……そう、CPU同士の対戦を延々見せる番組まで作って宣伝しておきながら、課金要素について事前にまったく告知していなかったのは本当に酷い。言い訳できない。
 この記事の執筆者の人は、最後にフォローとしてなのか「原作ファン同士が次々キャラクターをとっかえひっかえ、コントローラーでガチャガチャ遊ぶ限りは、こんなに素晴らしいソフトは中々お目にかかれません」と書いているが私は賛成できない。「基礎ダメージが低すぎて殴っても殴っても相手が倒れない」というのは、コンボ繋いで大ダメージを奪える熟練者よりもむしろ初心者の方が「爽快感がない」と切り捨てる要素だと思う。ショップにゲームを売りに行ったのは熟練者ばかりではないだろう。そもそも格闘ゲームの熟練者なんて、人数としてはごく一部しかおらず、彼らだけがソフトを売ったところで在庫がダブついたりはしない。むしろ“一通り見て飽きた”格闘ゲームがそんなに好きでもない人たちこそがゲームを売り払った可能性が高い。なぜなら、派手な演出やフルボイスなどは、FFシリーズの召喚魔法の演出同様、楽しめるのは“最初だけ”だからだ。一度見たら飽きるものに2万円近い代金を支払えるかという話だ。
 だからこそ、格闘ゲームメーカーの老舗たちは苦労しながら、格闘ゲーマーの罵声を浴びながら、一生懸命調整に労力を割いている。「これはキャラゲーであって格闘ゲームじゃないから、バランスなんてどうでもいい」とメーカーがもし考えていたのであれば、それは格闘ゲーマーでなく、一般ユーザーや原作ファンをこそ軽んじている。


 奇しくも今から3年前の9月18日の騒動の直後、バンナムとCC2の社長はマチアソビで興味深い発言をした。あれから3年経った今分かるのは「彼らはあの騒動から何も学ばなかった」ということだ。「反感を買いそうなデリケートな要素の発表を後回しにしたらどうなるか」「ゲーム発売前に他者を貶めるような不用意な発言を連発したらどうなるか」先人が身をもって教えてくれていたというのに。


サイバーコネクトツー「『ジョジョの奇妙な冒険ASB』のモデリング、全部外注じゃないから!ということでサイトの表記修正してもらった」


 9・18の時にも声優へのタゲ逸らしとか妙なところだけ対応が早く、肝心なところは対応しなかった。その体質はまったくもって全然変わっていなかった。つまり、あの時矢尽き刀折れ斃れた幾多のプロデューサーの屍は全て無駄だったというわけだ。素晴らしい。

初めてジョーカーさん動画で笑った


 いやあの、これ……どう見ても擁護してないんだけど……(笑)。