気付いてなかった

のんのんびより 6 (アライブ)

のんのんびより 6 (アライブ)


 アフレコレポートが転載されてるのを見て、どこに掲載されたものかと思っていたら……6巻出てたのか!
 今まで気付いてなかったんだけど、越谷姉妹が着てるこの服は制服だったのね。*1夏海と小鞠しか着てないから越谷母がたまたま似たような服を着せてるだけかと思ってたわ。でも、よくよく考えたら蛍とれんげが小学生だから、この分校の「女子中学生」ってこの二人だけなんだった。中学生の制服ってことなんだろうな。ひかげ(姉、前作「こあくまメレンゲ」にも登場)やほのか(越谷家の隣に住む)を見る限り、高校になると分校を出るみたいだし……。
 最後、福引で当たった沖縄旅行に出かけるシーンがあるんだが……何人で行ってるんだ? 最初、当てた兄貴(名前、卓っていうのか。初めて知った)置いてくのかよ! と思ったらコマの隅にいた(笑)。れんげ、蛍、小鞠、夏海、一穂、楓(駄菓子屋)、卓、ほのか、ひかげだと……9人か! 大所帯だな。しかも男が一人だけ。ラノベだったら絶対ハーレムだぞこれ。しかも卓ってダメオタっぽい*2からなおさらだ。

こんなものまで

デストラップ・ダンジョン (HJ文庫G)

デストラップ・ダンジョン (HJ文庫G)


 日常系マンガでアニメ化までされた作者の「あっと」さんだけど、この間蔵書の整理をしていたらこんなもの(↑)を見つけた。
 このゲームブック、表紙は別の人なんだけど、中の挿絵はあっとさんが描いている。これ、昔のファイティングファンタジーシリーズの主人公を萌え美少女に変更したリメイク作品で、どう見てもクイーンズブレイドの柳の下のドジョウを狙ったけどいませんでしたというシリーズなんだけど、元々がかなりデッドリーなダンジョンなので挿絵もエグいのが多い。のんのんびよりの絵柄で「片腕を落とされて壁に繋がれた女奴隷」とか「鏡から魔物の腕が出てきて絞め殺される」とか「大蛇に巻きつかれたエルフ娘」とかやられるとギャップが凄い(笑)。
 このシリーズ、続かなかったってことはたぶん売れなかったんだろう。クイーンズブレイドの元ネタのロストワールドシリーズはダメージレーティングくらいしかテキストがないけれど、ファイティングファンタジーを萌え対応にしようとすると本文を全部リライトしないといけなくなる。手間がかかる割には……ってことじゃないだろうか。
 個人的には、ハウス・オブ・ヘル(原題「地獄の館」)は巻き込まれ型なので主人公が女の子なのは別に違和感がなかった(プロローグも専用に書き下ろされていた)んだけど、デストラップダンジョン(原題「死のワナの地下迷宮」)はなんで主人公が女の子なのかさっぱりだったし、サムライ・ソード(原題「サムライの剣」)は主人公は男性のままなぜか敵とかが女性化していて、こちらもかなり不自然だった気がする。


 ファイティングファンタジーシリーズについては、火吹山が扶桑社から出てたり携帯ゲームになってたり、ちょっと前までバラバラな展開がされていた。Wikipediaにはサイバーフロントという会社が携帯で配信しているとあるが、ホームページはとっくに閉鎖されているので今どうなっているのかはよくわからない。あっとさんのイラストがついた新作(?)にお目にかかれる日は来なさそうだ。

*1:6巻の夏海の部屋を片付けるエピソードで「制服くらいかけておきなさい」という台詞がある。

*2:粘土細工で猫耳美少女っぽいキャラの媚びポーズを作って、夏海に破壊されていた。