人は何故ネットゲームをやめるのか

最近ネトゲサービス終了しすぎわろたwwwwww


 つくづく感じるのが、ネットゲームを続けるか否かと判断する上で一番大きな要素は「ゲームの面白さ」ではないな、ということだ。恐らく一番大きな要素が「自分の生活環境」であり、二番めが「交友関係」であり、普通のゲームであれば一番に来るはずの「ゲームの面白さ」というのはせいぜい三番目くらいにしかこない。*1
 まず、普通のゲームであれば生活環境を考慮に入れなければならないほど嵌まり込むのは稀だろうし、そうでなくても自分のライフスタイルと全く合わないゲームをわざわざ買ってプレイすることは少ないだろう(問題になるのは結婚する時くらいか?)。オフラインのゲームには交友関係もない(ゲームを話題として友人とコミュニケーションするような場合を除いて)から、純粋に「そのゲームが面白いか、つまらないか」だけを考えられる。
 しかし、ネットゲームはそうではない。

私とFF11の場合

 実際のところ、今年の7月にキレて課金を辞めたものの、その時点で急激にゲームがつまらなくなったわけではない。何かの要素が消滅したり、削られたりした訳ではないからだ。
 ただ、今の開発チームは「私」のような人間──サービス開始から10年以上経過し、始めたばかりの頃たくさんいたフレンドも一人減り二人減り、今ではゴールデンタイムでもLSに自分しかいないことも少なくない、たまに戻ってくるフレンドと気軽にどこかに出かけるのが楽しみな──そんな人間はもう見ていないのだ、と思い知らされた。未だに18人をかき集めてギリギリのバランスで殴りあうコンテンツ「だけ」を追加し、それを「今までのコンテンツの集大成、最高峰」と語る開発チームには、私のようなプレイヤーは眼中にもないのだろう。そんな場所にフレンドに戻ってこいとはとても言えないし、戻ってきてくれたところで一緒にできることが何もない。
 面白いつまらないで言えば、VWやレギオンや水晶竜しか追加されなくなったあの頃から既に「つまらなかった」のだ。しかし、それでも友達とは一緒に遊びたかったし、新ディスクが発売されればまた面白くもなるだろう──そんな希望を打ち砕いたのがゴールデンウィークのメナス地獄であり、急激な過疎だった。


 私が新天地への誘いを受けたのは、そんな時だったのだ。

*1:これは私の個人的な意見だが、この辺りを見る限りそれほど少数派の意見でもないと思う。