独り言

 不特定多数に向かって情報を発信する手段のはずが、それが第三者の手によって拡散することを拒むという。“情報”は広がってこそ意味を持ち、時としてそれは武器になる。広がらない情報には何の価値もない。“集合知”に意味があるのは情報が拡散し、集約するからであって、広がることも集まることもなければ、それは文字通りただの“落書き”だ。
 昔と違って今はネットに情報を発信する方法は両手の数に余るほどあり、受信するチャンネルもまたたくさんある。あえて「それ」を選ばなければならない理由などどこにもない。
 ある人がいう。「変革するくらいなら緩やかに死んだほうがマシだ」と。
 それなら見届けさせてもらおう。その滅び行く様を。