TRPGの無駄な知識シリーズその4

 無印・天羅万象では、とある技能を初級レベルで習得していれば、こちらの攻撃がカスっただけでほぼ確実に相手を倒すことができる


 無印天羅には《操気術》という技能がある。この技能は「霊力」(いわゆるMP)を消費させることでダメージを上昇させられるのだが、このとき消費できる霊力には上限がなく、霊力そのものにも下限がない(下限がないことはルールブックに明記されている)。このため、攻撃が当たった瞬間「霊力4万点を消費してダメージ+1万」と宣言すれば、たいていの相手は倒せてしまう。ただし、霊力マイナス4万点から回復するには4万時間(=4年半ほど)気絶していなくてはならないが……。
 では、なぜこれが重大な誤植ではなく「無駄な知識」なのかというと、天羅では裏技を使って相手を倒してもほとんど意味がないからである。