行きつけの4gamersの広告ページを見ていたら、ちょっと前に話題になってたTEGRA搭載のAndroidデバイス「SHIELD」のページがあった。モバイル向けゲーム用デバイスの対応というと、過去にPlayStationCertifiedに期待して痛い目を見たことがあるので、SHIELDはどんなものなのかとフラフラページを見ていたら、全然別のモノを見つけてしまった。
ワンダーモモがリバイバルしてたとは知らなかった。しかもアメコミで。バードマン……じゃなかった、なんか味方っぽいキャラとかも、どう見てもグレイかピザ食う亀にしか見えない。
http://ch.nicovideo.jp/wondermomo
それからこちらを見て驚いた。
最終話の再生数が2000かそこらって……無料で2000配信だよ? で、主人公とライバルの声を当ててるのがグラドル。私は声優オタじゃないんで声は声優じゃなきゃ駄目とかいうつもりはないけど、これはさすがに第一声を聞いた時点で続きを見るのやめた。
ドルアーガの時にもIPの使い方酷いと思ったけど(あれは原作者本人だったし諦めもあった)、これはその比じゃない。いくらなんでももうちょっとましな使い方があっただろう……。モモーイさんくらいしか見れそうなところがない。マイリス登録が10人っていうのも泣けてくる。
なんかどんよりした気持ちで関連ニュースを探していたら──
「超絶倫人ベラボーマン」から「ワルキューレの伝説」「ワンダーモモ」まで! ナムコの名作をコミックやアニメなどの形で新生させる「ShiftyLook」とは
これが去年8月の記事。ワルキューレまで!? と思ったら──
バンダイナムコゲームスのキャラクター復刻プロジェクト「ShiftyLook」と,配信タイトルのサービス終了が決定
早い! 早いよ!
ワンダーモモの最終話の配信が3/6でこの記事が3/11だから、最終話から一週間も待たずに終わったことになる。というかこれ、明らかにワンダーモモへの反応の悪さがトドメさしてるじゃん。多分途中で終了は規定路線になってて、最終話配信が終わるのを待って発表されたんだろうな。ってか、インタビューの時点でアメリカと日本で受けるものは違うんじゃってツッコまれてるのに。
ちなみにアメコミ版ワルキューレがこちら。富士宏さんのファンは見ないほうがいいかも。
企画が一年も経たずに潰れた関係者はお気の毒だけど、一番嫌なのは、これでベラボーマンやワンダーモモやワルキューレに“売れない”というケチがついて、ただでさえ見込みの低い“まともな”復活の可能性がなおさら低くなってしまったんじゃないかということ(今のバンナムは冷酷だからな〜)。この企画をグラドルとタイアップして日本で受けるはずと考えてたんだったら、いくらなんでもマーケットリサーチが足りなすぎる。
せめて“普通の”Android向けゲームになっていれば、もうちょっと多くの人に知られたかもしれないけど。あまりにも残念だ。先日カプコンがヴァンパイアを復刻しないことについてボコボコに言ったけど、あの時も書いたとおり、こんな訳のわからない復刻をされるくらいならネシカで古いゲームを遊べるようにしてくれるだけの方がよっぽどましかもしれない。