開拓って何だろう


 以前使っていたコミュニケーション用の掲示板で「FF11がまた無料キャンペーンやるから一緒に遊びませんか?」と誘われたので、またしばし古巣に戻ってみた。今回はアドゥリンを一緒に歩いてみないかという誘いだったので散策してみたんだけど──。


 とりあえず開発陣に聞きたいのは(今までも散々言ってきたが)「これのどこが開拓なの?」ってこと。なんか、別ゲームでは星座の設定まで詳細に決めてるなんてのが売りだったみたいだけど、少なくともこのアドゥリンに関しては、設定の根幹からおかしい。
 気候こそ違うものの、新エリアはどこもかしこも「迷路状に広がる狭い通路だけで構成された渓谷」のバリエーション違いしかない。このエリアのどこをどう開拓したら人が暮らせるようになるというのか。細い道に点々と掘っ立て小屋を建てることや、通路に横たわる樹を延々と伐り続けることを普通開拓とは呼ばない。
 しかも、新エリアには「雪山」だの「汚染された沼地」なんてのまである。険峻な雪山(雪原ではない)を開拓するなんて話、聞いたこともない。さらに「汚染された沼地」て。これが「かつて人が住んでいたが文明を発達させた挙句環境を汚染して滅びた」というならわかるけど、これから開拓しようっていう土地が「毒で汚染されてる」ってどういうことよ。