ゲームによって違う

【HP≠体力?】とある本のHPの解釈が素晴らしいと話題に


 最初の人は特にTRPGの話とは言ってない(TRPGゲーマーのようにも見えない)んだけど、途中からTRPGの話になっているような。途中で指摘してる人がいるけど、これの元ネタはD&D(AD&D?)で、日本語版で言えばD&DのビギナーズガイドかオフィシャルD&Dマガジンか何かにも同一主旨の記述があったはずだ。
 D&DとかWizは「アーマークラスは回避力兼防御力で、HPが減るような攻撃は『有効打』。そうでない攻撃は『避けているかもしれないし、命中はしたが鎧で弾いたのかもしれない』」というゲーム。だから硬いアーマーを着たからといって、算出するダメージを減算はしない(ダメージが何ポイント減った、ではなく「複数回攻撃のうち有効打が何回に減ったから合計がいくつ減った」という計算)。
 だから「硬い鎧を着ると重くなるから回避力を減らす」だとか「防御力の分だけダメージを減らす」というゲームでは、この理屈は成り立たないことになる。「命中した段階で有効打」と解釈されているからだ。

 ただ、TRPGにおいてはレベルアップに比例してHPが上昇していくゲームばかりとは限らない。TRPGの場合レベルアップしないシステムも多く、敵の攻撃力も自分のHPもインフレーションを起こさないゲームも珍しくないのだ。例えばブレカナは特技を取ったりそれ専用に経験値を注ぎ込まないと増えない。天羅や旧SW、カオスフレアやGURPSもHPに相当するステータスを増やすのはハードルが高い。そもそもHPがどう解釈されているかについてルールブック中に明記されているのなら、まずはその記述が当然最優先されるべきだろう。