もう一人のピコピコ少年の思い出(9)

 特定の場所の記憶とは結びつかないが、見かけるつど遊んでいたゲームがこちら。



 シューティングというとシリアスで硬派なゲームが多かったなか、ポップでコミカルな雰囲気が目を惹いた。当時他にはツインビーくらいだっただろうか? さらに面白かったのが「所持金を増やしてショップでアイテムを買い、自機をパワーアップさせる」という発想。調子に乗って7wayを前半で使いまくると価格が高騰して後半使えなくなるというハマりパターンが待っていた。
 さらに、これも前に書いたけれど、機種によってボスが違っていた。恐らくハードウェアの性能限界によるものだと思うが、蛇のボスが魚に、台風の目のようなボスが巨大な亀になっていたりした。
 自機であるオパオパが左右に転回する瞬間のスクロールに癖があり、敵出現と同時に不用意に向きを変えてしまうと、思わぬ勢いで敵の群れや放たれた敵弾に突っ込んでしまうことがあった。ボス戦になると任意でスクロールできなくなるのでそんなことはないのだが……。結局最後まで到達したことはなかった気がする。