Player's Handbook (D&D Core Rulebook)
- 作者: Wizards RPG Team
- 出版社/メーカー: Wizards of the Coast
- 発売日: 2014/08/19
- メディア: ハードカバー
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新しいD&Dはどう進化した? いよいよ公開が開始された日本語版「ベーシック・ルール」で始める「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版」スタートガイド
某○ッキーじゃなくて桂さんの記事なら安心して読めるわ(笑)。
総じて5版は3版をベースに,(1)第4版で好評だった要素(大休憩や小休憩によるリソース管理,一部クラスの特徴など)を取り入れ,(2)第3版や第4版よりも取り回しを軽くしたゲームになっている。とくに(2)については,1回のゲームに要する時間を短縮するという,近年のアナログゲームの流れを取り入れたものと言えるかもしれない。
あー、さもありなんというかなんというか。パスファインダーとか見てても3版の人気は根強かったし、やっぱり4版の変化はドラスティックすぎたのかも。ぶっちゃけ「制御役」とか言われると「それってD&Dじゃないじゃん」という感じだしなぁ。
一番驚いたのはこれ。
小規模なダンジョンならば2時間程度のセッションでクリアすることができ,「背景情報によるキャラクターの個性付け」によって,街中での情報収集といったシチュエーションであっても,起伏に富んだゲームプレイが楽しめる。
ダンジョンで2時間!? デルヴ形式じゃなくて? それはすごい。私だとFEAR系のゲームでカッツカツに固めてキャラ作成は事前、でなきゃ迷宮キングダムでやっぱり王国を事前作成にでもしない限り2時間は達成できそうにない。まぁ、他の趣味と比べて考えても、事前準備、事後の片付け含めて3〜4時間くらいで終われるのがやっぱり理想だよね。
D&Dは代々,複数の世界設定の中からプレイヤーが好む世界を選んで遊ぶゲームだった。とはいえ基本となる世界は版によって決まっていて,第5版では多くのコンピュータゲームの舞台にもなり,未だ強い人気を持つフォーゴトン・レルム――とくにその西岸地帯であるソード・コーストがオフィシャルとして扱われている。
お願いだからミスタラを復刻してくれーーー!
残念なことに,2015年10月現在,製品版ルールブックの日本語版が出版される予定は立っていない。
結局問題はここに帰結するんだよな……。桂さんは「今回公開された日本語版ベーシック・ルールによってイベントの開催数や参加者が増え,日本語版のニーズが高いことがWizards of the Coastに伝われば,状況が変わる可能性も十分にある。」って言ってるけど、私はそうは思えない、っていうか、ニーズが低いのが理由じゃない気がするんだよなぁ……。本国に次いで人気のあるドイツでも翻訳認めなかったらしいと聞いてるし、WOCの方針がなんか変わったとかじゃないだろうか。いや、真相は全然知らないけど。
まぁ「旧赤箱〜黒箱の4箱分のルールが無料公開されているようなものである(ただし領地経営と大規模戦闘は除く)。」というのであれば、普通に遊ぶ範囲としては十分か。むしろこれで製品版が売れるのかっていう方が心配になるくらいだが……私ならワールドガイドが出れば絶対買うけど(笑)。