まさかのまさか

楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ

楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ


 私の手持ちの(お気に入りの)マンガの中で、復刻する可能性の低いと思う順に並べろと言われたら恐らく10位以内に入れるだろうマンガが、まさか半年以内に二作も書店で新刊を見かけるとは思わなかった……(もう一つはこの間書いた「れとろげ」の2巻)。描き下ろしもあったけど絵柄が変わってて誰が誰だかわからない(笑)。

 ちなみにこの作品、RPGマガジンに連載されてた頃に高平氏率いるチームアガルタの手でTRPG化する企画が存在したものの、そのまま立ち消えになっている。水子TRPGといえばジェイドキングダムとか白狼伝とかログアウト絡みが多かった印象が強いかもしれないが、実はRPGマガジンも結構やらかしている。例えば、チームアガルタだと他にも、伏見氏と組んだ東洋系ファンタジーの企画もいつの間にか消えていた。

 とはいえ、この作品元々TRPGに向いてたかと言われると微妙というか、作者の佐藤氏自身が割とノリと勢いで設定考えてる感じがする*1というか……(笑)。

 一度あの空高く聳えるゴチャゴチャした猥雑な街で、飛空挺に乗って冒険がしてみたかった──と言いたいとこだけど、実は当時やってたオリジナル設定のTRPGの舞台がほぼまんまだった。あの頃はこの作品の影響受けまくってたなぁ。え、システム? もちろんトーキョーN◎VAだ(笑)。

*1:探険家の家系だと思ってたメイウルフに、いきなり皇族設定が生えてきたり……。