35%は高いか低いか

「Kickstarterで出資すると本当に製品は届くのか?」、Kickstarterが失敗率を調査したフルレポートを公開


 わかりにくい書き方になってるけど「リワードを発送した」というだけだとこんなのもリワードを受け取ってることになる。この調査はキックスターター自身が依頼して調査し発表したものだから、調査結果(特に発表方法)にもバイアスはかかっていると見るべきだろう。
 問題はここ“65%の出資者は「リワードは予告通りに届いた」と回答したことがわかりました”だ。つまり数字が仮にすべて正しいと仮定しても、35%の出資者は「リワードは予告通りに届かなかった」と考えているということになる。納期が遅かったのか、想定していたものが来なかったのか、そもそも何も来ていないのかは別にして、3人に1人が望んでいるものを納期通りに受け取れない、と“キックスターター自体に対して”回答しているというのは注目に値する。
 
 それともう一つ注目すべき点がある。それは“1000ドル未満のプロジェクトの失敗率は13%ほどと、飛び抜けて高い”ことでもなく“最も失敗率が低かったのは1000ドル以上5000ドル(約62万円)未満のプロジェクト”であることでもない。
 1000ドルを超えると、プロジェクトの総額が上がれば上がるほど失敗率が上がっていることだ。もっと金額を細かく精査した結果も見てみたいが、精査していても出せないかもしれない。“注目度の高い大規模なプロジェクトほど失敗する”なんて結果が出てしまったら、キックスターターの存在意義に関わりかねない。例えばこれのように。
 しかし、GIGAZINEの過去の記事を見るとことごとく「Gameは死屍累々」とか「ゲームは完成しがたい」と書いてあって笑ってしまった。ロッ○マンっぽい何か、アレだけ大騒ぎしておいて、まだ何もできてないもんナァ。