一年ぶりの単行本


 「無人島に持っていけるコミックを20冊選べ」と言われたら“こもれびの国”と並んでリストアップするつもりのこのシリーズ。過去ログを漁ってみたら前巻が1年前、その前がさらにほぼ1年前なので、1年に1冊(最初だけ2冊同時)というペースのようだ。この世界観好きなんだよな……。

 今回ちょっと驚いたのが“汽車(蒸気機関車)”が登場したこと。前の巻で“写真機”が出てきたのも面白かったけど、輪をかけて意外だった。描き込みが緻密なだけに、背景設定もかなり考えられていそうで、こういう重要な事実がさらっと明かされるとついついいろいろ勘繰ってしまう。
 汽車があるということは線路があり、蒸気機関も存在するということになる。反面、電気らしきものは登場したことがない。登場人物は電灯を使わずランプを使っている。この世界、死霊術っぽいものを操るセンというキャラが登場するものの、どちらかというとファンタジーというよりスチームパンクっぽい世界なのか……? 妄想は膨らむばかりだ。