- 作者: 久保田悠羅/F.E.A.R.,ニリツ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/09/19
- メディア: 単行本
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「バディアクションRPG」ってあるから、PCに使い魔とか武器とか相棒(バディ)になるものがそれぞれ存在して、それを駆使して戦う異能物かと思ったら、本当にPCとPCが相棒になるバディだったとは……。
バディを組んでるPC同士だとハンドアウトもワンセット(二人で一つ)になるんだけど、これってやっぱり、時々耳にする「PC1になったプレイヤーの負担が大きいんじゃないか」っていう声に対するシステム側からのアプローチなのかな。ソロかバディかで登場判定に影響があるのはわかるが、特殊能力まで変化するというアイデアはなかなか面白いかも。
最初は経験者と初心者で組ませる意図なのかとも思ったんだけど、これリプレイとかサンプルシナリオだと、むしろ経験者はソロスタイルでバディのサポートするのが推奨っぽいんだよね。経験者なら一人で判断もできるし単独行動も問題ないから、ってことか。
それと、新規タイトルなのにSRS非対応タイトルというのも興味深い。一番驚いたのが判定システムが%ロールなこと。クトゥルフのBRPとかだとお馴染みのシステムだけど、FEARのゲームで%下方ロールってギア・アンティーク以来──NOVA・R以降だと初めてじゃないだろうか? %下方ロールについては明日以降にまた書きたいと思う。
あと初見で思ったのは、久保田さんのゲームらしく、システム上のブレイクスルーに相当する“オーバーブースト”へのシステムのウェイトが低め。これって好みなんだろうな。それと……何気に舞台裏で判定できるシステムって久しぶりじゃないかという気が……。