ところが、これがツッコミどころ満載。 「5万円」(もしくは課金ガチャ 100 回分)という時点で一般人の感覚からはおかしいのですが、他にも抜け道だらけの内容となっています。
まず、5万円というのは「いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額」という点。
じゃあレアアイテムが 20 種類あったら? 上限は 20x5 で 100 万円まで OK とも読めます。
しかも「この上限を超える場合は入手までの推定金額か倍率を表示する」とのことなので、どこかに書いておけば上限を越えても OK な模様。そして「提供割合の上限と下限の表示」「種類ごとに提供割合を表示」という項目もありますが、「これらの『いずれか』の条件を満たすことを求めるもの」なので、全部満たす必要はない。
つまり提供割合を表示していれば、5万円とか 100 回分とかは満たさなくても良い。
要するに何も変わっていません。そもそも日本オンラインゲーム協会(JOGA)は「オンラインゲーム」、つまり MMORPG などが全盛の時代に、その運営メーカーが集まって出来た協会であって、元々はソシャゲを対象にした団体ではありません。
よってガンホーやミクシィ、グループスなどは参加していますが、サイゲームスもグリーも DeNA もコナミもカプコンもセガもスクエニも参加していない。
だからこの業界に自浄とか無理なんだって……。