最初タイトルだけ見た時は「なぬ!?」って思ったけど、中身を読んだら凄く読み応えがあってまともだった。
「コンテンツには必ず終わりが来るので、コンテンツにばかり寄りかかっていると、なくなった途端また元に戻っちゃう。次に皆さんがやったほうが良いことは、いま来てくれているお客さんに“大洗のファン”になってもらうことですよ」
深夜で、視聴率1%で、セグメントされた人たちが見ている作品を、1クール12本・30分放送して影響力があると思いますか?
これが本音なんだろうな。他の部分でも言ってるけど、本来観光町としてのポテンシャルがあって、震災でたまたま客足が遠のいて、これからどうしようか、というタイミングでガルパンがきっかけになっただけで。しかし、それだけでも凄いことだとは思うけども。
ただ──
作品の設定が“女子高生が戦車に乗って試合をする”という荒唐無稽な世界ですから、舞台まで架空の町ではリアリティーやキャラクターの存在感が地に足の付いたものにはなりにくい。
これはさすがの慧眼というしかない。ここが艦これとの最大の違いで、ストパンはちょうどその真ん中くらいか(例えば劇場版ストパンに登場したレアルタ橋などは実在する)。