『Bully: Anniversary Edition』レビュー - こだわり抜かれた学園オープンワールドゲーム
ゲーム内容はどうでもいいんだけど……。
テーブルトークRPGは人類のもっとも偉大な業績だよ(目をグルグルさせながら)。
しかしこれ、原文と翻訳の経緯が知りたいな。前にも書いたけど、テーブルトークRPGというのは和製英語で、そもそもRPGといえばTRPGのことを指す本国には、テーブルトークRPGという言葉がない。英語版のTRPGのルールブックにはTable Talk Role Playng Gameという言葉は出てこないし、ホビージャパンはそれを知ってるから、D&D3rdを展開する時にテーブルトークRPGやTRPGという言葉を使わず「まったく新しい会話型ロールプレイングゲーム」という造語を使ったくらい。
つまり、このキャラは明らかに(CRPGではなく)TRPGを指して言っているのだ、とはっきり分かるシーンが作中にある、ってことになるんだけど……TRPGのセッションやってるシーンでも出てくるんだろうか。
また吹いた
というわけで、上の記事絡みで色々調べててこんなのを見つけた。
初出はウォーロックの10号だと発言している人がいたので引っ張り出して確かめてみたら、確かに書かれていた。31ページのドラゴン・ファンタジーの紹介記事中で、近藤氏が「テーブル・トークのRPGというのは、僕の造語ですから初めて聞く言葉でしょうが、つまりはテーブルを囲んでみんなでわいわいプレイする“T&T”などのRPGのことです」と書かれている。これを読む限り、近藤氏ははっきりと自分の造語であると認識していたようだ。*1
(ウォーロック10号の該当の記事の画像。ネットの拾い物ではなく私物なので、リンク元はありません)
この会話のまっ最中に「うちのボスが自分の造語だって言ってましたぜ!」って突っ込んでくるってなかなか凄いよな。近藤氏が大人の対応をしたうえに「誰のものでもない、みんなの言葉です」とフォローしてるだけに、なおさら落差が際立つというか……。