これはいい評価

1年間使い続けて感じた「VAIO S11」の魅力

 1年に渡ってVAIO S11を使い続けて感じるのは、普通であることの重要さだ。VAIO S11はタッチパネルも搭載していないし、2in1のようにタブレットとして利用することもできない。液晶の解像度も、今となってはさほど高いものでもない。小型・軽量ではあるものの、世界最軽量を誇る軽さでもない。
 しかし、そういった目立つ特徴こそ持ち合わせていないものの、VAIO S11の魅力は「不満を感じさせない」ことにあるというのが筆者の感想だ。
 ノートPCでは省かれやすい有線LANやミニD-Sub15ピンのおかげで、仕事を切り抜けたという経験はこの1年の間に何度もしてきた。最軽量ではないが、バランスのいい本体サイズと重量は、重くてPCを持ち歩く気になれないという気持ちを起こさせることもなく、気軽に外でPCを使うことができた。


 安くない買い物をする身としては、こういうところの評価が知りたいし、それは1日や2日使ったところでなかなかわかるものじゃない。その意味で、このレビューは説得力がある。今のがダメになったらこれにしてもいいかな、と思えるくらいには。