うちのカルデア(1)※長文注意

 最近、友人に勧められてFGOを始めた。その友人も、正月福袋がきっかけで始めたとのことなので、お互い古参ではない新規勢である。


 今まで散々ブログで書いてきたとおり、私はガチャが嫌いであり、FGOについても最初はかなりテンションが低かった。ガチャに加えて、どうにも受け入れ辛かったのが、経験値稼ぎ──に相当する、種火稼ぎである。
 ご存じない方のために軽く説明すると、今まで触っていたソシャゲである艦これやかんぱには、普通にマップを進撃して敵を倒せばレベル上げができた。ところがFGOではその方法だとレベルが上がらない。レベルを上げるには「種火」というアイテムが必要で、これを入手できるクエストをこなす必要がある。



 最初独力でやっていた時は、この種火集めの効率が異常に悪く、どうやってもレベルが上がらなかった。友人から「種火は超級を回るといい」とアドバイスをもらったものの、今度は難易度が高すぎてなかなか敵に勝てない。これまたアドバイスに基づいて、種火周回に向くという“源頼光”を持つフレンドを探し回る羽目になった。



 ドラクエで例えると、レベル上げ用のフィールドにスライムとはぐれメタルスライムしかおらず、武道家やゴッドハンドはフレンドから借りるしかない、みたいな状況である。
 申し込んでも断られ続け、やっと承諾されたフレンドにも切られたりして、ようやくフレンドの頼光を見つけることができて、なんとか種火を回れるようになった。
 一応付け加えておくと、断ったり切ったりした人が特段薄情なわけではない。向こうにしてみれば、ほとんどメリットがない申し出だから無理もない。むしろ、何の得もないのに切らないでくれたフレンドのほうが奇特なのだ。とても足を向けては寝られない。
 艦これやかんぱにでは「フレンドの力を借りる」ことはまったくないので、このシステムにも抵抗があった。自分より超高レベルかつ超強いフレンドに引率されている気分になるからだ。しかも、いつか自分がそこに辿りつける見込みがあるならともかく、その見当すらつかないと来ている。

 そして、種火が集まるようになっても、結局レベルは霊基再臨(他のゲームでいう「限界突破」)できずに止まる。こちらは本当にどうしようもない。集めるアイテムの種類も数も膨大で*1、どうやって集めたらいいのか途方に暮れた。入手法がわかっても、敵が強くて勝てない。フレンドの力を借りて勝てればいい方で、それですら勝てないことがざらだ。
 そんな訳で、ずっとテンションが低いまま、メインストーリーを進めたり、季節イベントを最初だけ眺めたりしていた。
 ただ、とにかくフレンドの頼光にはお世話になりっぱなしだったので、自分もいつか頼光がほしいな、とは思っていた。しかし、これまた期間限定ガチャのキャラで、普段は運がいい悪い以前に入手不可能。これもテンションが低かった理由である。

これがワイロか(目を輝かせつつ)

 転機は、先日開催された鬼ヶ島復刻イベントで訪れた。復刻そのものには賛否あったようだが、私にとっては感謝しかないイベントだった。頼光ガチャが復刻されたからだ。呼符とストーリーなどで溜め込んだ石(数はお察し)を握り締め、「これで頼光が出なかったらアプリ削除しよう」と覚悟を決めて回したところ……一発ではないが、出たのだ。
 まさに、リヨぐだ子23話のアルテラ状態だ(呼符で出たわけではないが)。


https://www.fate-go.jp/manga_fgo2/comic23.html


 しかも、である。鬼ヶ島イベントのポイント交換アイテム一覧を見たところ、頼光は最終再臨までアイテムが揃う。慌てて手持ちのサーヴァントを確認したが、何人かは最終再臨か、その一歩手前まで行けることがわかった。


 光明が見えた瞬間である。


 ゴールに辿りつけたわけではもちろんなく、ゴールへの道筋が見えた。このイベントを逃したら、また先が見えなくなると思い、必死でイベントに食らいついた。
 このイベントでうちのカルデアがどれだけ底上げされたかというと、パーティメンバーの平均レベルが30台から80台まで跳ね上がったといえばお分かりいただけると思う。
 これで、フレンドに頼らなければイベント参加どころかレベル上げすらままならない状況から脱却できた。

「結局星5の強キャラを当てられたから面白くなったってだけじゃん」と言われれば、そのとおりと項垂れるしかない。だから「リヨぐだ子のアルテラさん状態」なのだ。まさに「ガチャを悪い文明として粉砕するつもりだったが少々大人気なかったかも……」である。
 ちなみに「実は頼光の確率が結構上がってたのでは? 実はみんな当たってたのでは?」なんて思って試しにシミュレーターを回したら、5万以上課金しても頼光が出ず、ゾッとした。ゲームで自分が運がよかったかもしれないと思ったのはこれが初めてだ。

そして、今回の復刻水着イベント

 先述のとおり、このゲームにおけるイベントは霊基再臨素材の狩場だと認識していたため、ひたすら最高効率で素材を集めるために進めていたものの……実際やってみたら、結構面白かった(なお、ストーリーはほとんどスキップしている)。
 どこが面白いかというのは、FGOに何が足りないかという話でもある。水着イベントをやってみて改めて思ったが、FGOにはなぜか、他のソシャゲにはよくあるコンストラクション要素がないのだ。
 艦これであれば資源の収集、執務室のカスタマイズがそうだろうし、かんぱにでは自社の施設を拡充する要素がある。白猫も自分の村を建築していく要素がある。そういった要素が、FGOにはなぜか存在しない。折角(?)カルデアが壊滅したのだから、カルデアの施設を再建していく要素があってもいいと思うのだが……。水着イベントは、FGOにない「資材を集めて、施設を作っていく」のが、普段はない要素で新鮮だと感じている。

(続く)

*1:例えば、手持ちのキャラ3人で必要な「凶骨」の数は霊基再臨のみでも77。最も効率のいいクエストを受けるには1回で75分相当のAPが必要で、それでもドロップ率はクエスト1回に1以下である。