類似体験

不審な客が訪ねてきたら絶対ドアを開けずに! 不意の訪問者に応対し怖い目に遭った体験漫画が迫真の注意喚起に


 似たような話で、私個人の体験談を。
 私が住んでいるのは賃貸マンションで、普段はメインエントランスが施錠されている。そのため、引っ越した当初は「自宅の玄関まで来るのは不動産屋、もしくは関係者」だけだと思い込んでいた。そのせいで、新聞の押し売りに2時間以上粘られたことがある。誰か一人が鍵を開けてしまえば、業者は自由にマンション内を移動できるのだ、と思い至ったのはその後のことである。
 それ以来、メインエントランスだろうと玄関だろうと、インターフォン越しに大家か想定される客以外の来客があった場合、絶対に開けないことにしている。今後予想を上回る業者がやってくる可能性はあるが、今のところ私の経験で、押し売り業者の共通項っぽく感じるのは「法人名と自分の名前をやたら早口で喋る」こと。恐らくはっきり聞き取られると断られるから、わざと早口で喋っているのだろう(しかし名乗ったというアリバイを作るため)。
 最近は「聞こえなかったので、もう一度お願いします」と聞き返すのも慣れてきた。さすがにこれだけはっきり聞き返されると、もう一度答えざるを得ないのだろう。名乗られたところで断るようにしている。仮に間違って宅配業者や大家に断りを入れてしまったとしても、携帯番号にかけてくるはずだからだ。押し売り電話も嫌なので、電話線も抜き、ネット回線だけを生かすようにしている。

 とはいえ、こんなことを気にしなければならないのも、なんだか世知辛い話ではあるが……。