これはおかしいわ

「会話や写真が韓国の会社に見られる」などLINEの「トークルーム情報」についての誤解広まる


 この「誤解に関する注意喚起」の記事そのものが誤解を呼ぶと思う。

LINE社に聞いたところ、「LINEでは、友だち(ユーザー)同士のテキストや画像・動画内容、通話内容を取得することは一切ございません」とのこと。


 記事にはこう書かれてるんだけど、規約をよく読むと、書かれているのは「取得」ではなくて「利用」という表現。テキストや通話内容は利用範囲から除外するという意味のことが書かれているが、取得しないとはどこにも書かれていない。
 で、実際ライン社はテキストチャットの内容を捜査機関に提供している。


LINE、犯罪捜査への協力要請1719件の58%に対応、2016年下半期分「LINE Transparency Report」


 リンク先にも規約本文にもしっかりと「テキストチャットの内容」が提供情報に含まれていると書かれている。
 つまり「自由に見られる状況」だったり「トークルーム情報に関して協力会社に提供」することはないかもしれないが「テキストチャットの内容を捜査機関に提供できる」状況にはあるわけだ。これを「取得」していないと言い切れるのだろうか。ここは慎重な表現にすべきだったと思う。
 また、このヘッドラインだけを読むと、拡散されている内容の全てがデマであるかのように読めるが、実際規約には「トークの相手やアクセスしたURL」が利用情報に含まれている。記事に明記されているスタンプやデータ形式より重要な情報のような気がするが、なぜか「等」の一文字で書き飛ばされている。これも、正確な情報を発信したいという意図があるなら全て列挙すべきではないだろうか。