こんなんわかるわけないやん


 これ、解析なんてなくて攻略本も不完全だった当時に収集できたプレイヤーなんてどれだけいたんだろう……。

派手に広告してるなぁ

game.watch.impress.co.jp


 そういえば、辞めといて言うのもなんだけど、ソシャゲの方はどうなったんだろうなぁ……。

今回の回復は早かった

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 これならちょっとジョンストンに突っ込んでも良かったか。ジョンストン、タシュケント……特殊能力持ちの駆逐艦はうちには一人もいないんだよな。

しつこいけど陽抜

kancolle.doorblog.jp


 もう何度も言ってるけど、私が一番好きなのは「陽炎、抜錨します!」だ。今でも時折読み返すことがある。この作品は、最終巻を読んだ後、最初に戻ると、さらにその魅力が良くわかるようになっているからだ。


(以下、シリーズ最終巻のネタバレがあるため折り畳みます)













 陽炎抜錨の重要なキーワードは「成長」と「逆転」である。ここでいう「逆転」は、負けそうだった敵に逆転して勝つ、とかそういう意味ではない。「構図の逆転」である。一巻一巻だと「成長」がテーマとなるが、シリーズを通して読むと「構図の逆転」があちこちに現れている。

 一番わかりやすいのは、最終巻で風雲のために無茶な出撃をした夕雲たちの危機に駆けつけるシーンだ。これは1巻で曙のために無茶な出撃をした陽炎たちを、愛宕たち大型艦が救援に来るシーンの構図が逆転したものだ。これによって、1巻で救援に現れた艦娘たちの背後にどういう事情があったのか察せられるようになっている。

 逆転の構図はこれだけではない。1巻の回想シーンで、深海棲艦に恐怖して曙の袖を引く潮が、3巻では構図が逆転して、陽炎の手当てに尻込みする曙を叱咤する潮、というシーンになっている。
 2巻で提督の命令を承服できず殴りかかった陽炎が、秘書艦となり、命令の裏に隠された事情を知り、最終巻では(ノウハウを他の駆逐隊に引き継ぐため)解隊を告げられ「秘書艦なんだし何とかならないのか」と長月に言われて、その心情を理解しつつも「秘書艦だから従うのよ!」と絶叫する。
 その長月も、1巻では戦闘が下手で霰の背中に隠れ、陽炎に泣き言を言っていたことなど、最終巻で夕雲型を指導する堂々とした姿からは想像もできない。

 陽炎とその仲間たちが共に戦い、泣き、笑い、成長し、そして後継たる夕雲型が彼女たちと同じように新たな駆逐隊として活躍することを予感させて終わる。これこそが伏線を積み重ねるということ。これこそが物語だ。史実は関係なく、単体の物語として非常に完成度が高い。私がこの作品を高く評価する理由である。