私は2だった


 菜々さん、グーニーズリアルタイムはアラフォーどころの話では……(笑)。
 それはともかく、私は何故か1がなくて2だけを持っていた友達(当然映画も見ていない)の家でひたすら2をやってるのを見てたな……。なんだか、壊れないだかなくならないだかっていう黄金のブーメランに小躍りして喜んでた気がするのと、なんか長い橋を渡っていくシーンがあったような。
 しかし、今から考えると、映画のストーリーはしっかり1で終わってるのに、よく2に繋げたなぁ……。



 動画を見て思い出した。そうだ、2には3Dダンジョンもあったんだった!

まさか協力の下だったとは


 今にして思うと、この「ウソテク」ってアイデア、ユーザーにとっては相当酷いアイデアだったと思う。
 動画共有どころか、インターネットもブログもない時代。ウソテクかどうかは自分で確認するしか方法がない。もちろん編集部もそれを想定していたはず。しかし、動画内でも言われてるけど、ウソテクに限らず裏技の類は発生条件が厳しく、発生しなかったとしても「やり方が悪いのか、記事がウソテクなのか」を明確に判別するのは難しい。なのでほとんどの場合、結局「当該号に載った裏技」を正確に知るためには「次号のウソテクネタバラし」も確認しなければならなくなる。
 思いついた方にしてみると「次も買ってもらえるいい方法」だったのかもしれないけれど「裏技にウソテクを混ぜている雑誌」と「裏技にウソテクの混ざっていない雑誌」が両方あったら、当然1冊で完結し結論も早くわかる後者を買うに決まっている。言い方を変えればファミコン雑誌の草分けとして、後発に追いつかれていないという認識があったから、こんなことができたのかもしれない。


 ただ、意外だったのは、ソフトウェア開発者にウソテクの画面写真作成を依頼し、開発者側が了承していたということだ。有名な「黒本」事件でもそうだが、メーカーの(広報ではなく)開発と雑誌編集というのは一種の緊張関係にあるものかと思っていたが……Wikipediaにもウソテクに難色を示していた的な記述があるし。まさか、メーカー自ら素材提供まで行っていたケースもあるとは……。