よく考えたら、3って、砂漠なら砂漠でクリアするまでずっと砂漠のステージが続く構成なんだよな……。
そしてパワースイッチが多い。
ファンタジーTRPGの食事事情(1)
久しぶりの戦○騎士団。
迷宮探検の際の食糧事情を真面目に考察し、ストーリーにも密接に絡むコミック「ダンジョン飯」が評判です。食事場面の描写を工夫すると、雰囲気がグッと増すことの実証ですね。
えーっと……。
前にも書いたことがあるが、作品としてのダンジョン飯の描写は「ダンジョン内の敵を捕食することができるTRPGが非常に少ない」という時点で、セッションの参考としては非常に使いにくい。あれはあくまでも、作者の九井氏が作り上げた「普通のファンタジー世界では成立しないことをあえて逆手に取った、独自のファンタジー世界」の描写だ。史実にこだわり「中世ヨーロッパでは手づかみで食事をしていた」とまで言及する、このコラムの存在意義とは対極に位置する。現に、このコラム自体、ダンジョン飯に一行言及したきりで、その後ダンジョン内での食事について具体的には一切触れていない。
例えば、記事にあるように迷宮探検中に限ると、多くのファンタジーTRPGでは、ダンジョン内で喫食できる食事の種類すらまともに存在しない。
CD&Dであれば、ダンジョンに潜って二日目以降はひたすら非常食を食べることがほとんどだ。この非常食の具体的な内容については、ルールブックに「干し肉、堅パン、乾燥させた果実や野菜など」と記載されているのみであり、最新版の5版となっても「干し肉、干し果物、堅パン、ナッツ類」と、特に記述が増えたりはしておらず、種類も一種類。ソード・ワールド2.0も保存食は一種類で「干し肉、ドライフルーツなど」としか書かれていないし、ブレイド・オブ・アルカナもただ「レーション」とあるだけで、内容は不明だ。*1
ファンタジーTRPGのセッションで食事の描写をすることは不可能ではない。それによって雰囲気が出ることも確かだ。ただ、この記事に書かれていない重要なことは「迷宮探検中に限らず、ファンタジーTRPGのセッションで食事の描写をするのはかなり難易度が高い」ということだ。
これを踏まえた上で、どうしても食事シーンをやりたいのであれば、いくつかのコツが存在すると、私は自分の経験から考えている。
長くなりそうなので、今日のエントリはここまで。続きは明日以降にしよう。