上は未見の方再生禁止


 ほぼ同意。
 ネタバレなしで言える範囲で言うと、実年齢と違う外見年齢の義体に入るって凄くサイバーパンクだと思うんだけど、CDPRは何にそんなに抵抗があったんだろう……。



 こちらは未見の方も再生OK。ホント良い曲なんだよなこれ……。実ゲーム中で流れてる時はPONPONSHITと同じチャンネルなせいで全く意識しなかったけど(笑)。

どちらにも反論

togetter.com


 まぁ、Twitterなんで水野氏擁護の意見が多い訳だが、私はロードスにも原因があると思っている。


・元の意見である「地下から財宝でも沸いてくるのか?」という意見に対して

 これは勿論違う。違うんだけど、コメントの中にいる「ロードスから入るとそうなるが、D&Dから入ればそういう疑問はあまり湧かない」という意見に賛成だ。



 クラシックダンジョンズアンドドラゴンズには、モンスターに財宝タイプの設定があり、倒すとタイプごとの財宝を落とす。これは理由は明白で、モンスターが自ら倒した旅人の所持品を貯め込んでいるからである。知性のないタイプのモンスターでも、だ。むしろ、知性のないモンスターの方が、倒した旅人の所持品を一々移動しないという意味では、財宝を「溜め込んでいる」確率が高いかもしれず、それらの敵の特性による違いは、財宝タイプの設定に含まれていた。
 D&Dでは、モンスター一体の陰に、それまで倒されてきた無数の旅人──冒険者に限らない。行商人や、没落貴族や、迷いこんできた孤児などまでも含まれるだろう──が存在する。だから敵が強ければ強いほど、持っている財宝が多い。知性があってもなくても、貨幣経済を持っていてもいなくても、だ。
 「旅人がなぜそんなに金を持っているのか」これは前にも書いたとおり「信頼できる銀行なんて存在しない世界では、寄る辺ない者は全財産を持って移動するのが当然だから」だ。つまり前述の旅人たちは移動に際し全財産を所有しており、途上で力尽きればその財産が全て「モンスターを倒した時に得られる戦利品」になるのだ。
 だから、冒険者が成長し財産を手に入れると、大枚をはたいて魔法の武具を手にし、装飾品を手に入れ、それでも持ちきれなくなったら城を建て、塔を建て、そこに自らの財産を隠した。もし、城を建てた冒険者が探索の途中道半ばで倒れれば、残された彼の居城はダンジョンとなり、モンスターが棲みつき、隠された財産が戦利品となる。

 言い換えれば、モンスターが持っている財宝は、本来モンスターがいなければ人間社会を流通しているはずの財貨である。モンスターに奪われることでエコシステムから外れた資産がエコシステムに戻る。そこに、人間社会全体で見た「資産の増加」はない。事故で失われたものが戻るだけであり、財宝が沸いてくるわけではもちろんない。


 と、そうなると、水野氏の反論である「ロードスではモンスターは財宝を持っていない」という反論は、一見妥当なようでいて実はそうでもない。途上で倒れた旅人たちの、失われた財産が人間社会に戻ってくる、という図式でなければ、D&Dで成立していたエコシステムが成り立たない。例え、冒険の発端が依頼人からの依頼によるものだったとしても、「冒険の途上で見つけた財貨は君たちの自由にしてよい」という一言に心躍らせる冒険者は多いのではないだろうか。


アレクラストには何故銀貨(ガメル)しかないのか

 アレクラストの通貨単位がガメル(銀貨)なのは、当時ソードワールドの企画がドラゴンマガジン誌上の読者参加企画「ガメル連邦」とリンクしていたからである。ガメル連邦の通貨単位がガメルであり、銀貨だった。そこには金貨も銅貨もなかったから、アレクラストには銀貨しかないのである(ロードスがライデン金貨を使っているのは、フォーセリアに組み込まれる前にD&DやT&Tでキャンペーンを行っており、金貨を使用していたからだと思われる)。
 まぁ、エンカンブランスの概念がないアレクラストで「両替」をすること自体、恐らくプレイアビリティを損なう意味しかないので、金貨も銅貨も設定しなかったというのが、恐らくメタ的な理由である。

(続く)