こういう原作で不十分だったところを補完してくれるオリジナル設定なら大歓迎だ。特に第3部は人気も高いせいか描写も丁寧だ。
しかし、この補完を見ても結局「9人の男女」の謎は解けないままだな……(笑)。
ここでは「ケニー・G、ヴァニラ・アイス、ヌケサクの3人では」と推測されているが、この3人はDIOの側に仕えていなければならない側近、かつ能力的にも館を離れる方が不利になるスタンド能力で、館を離れる理由がない。もっといえば、ホルス神も鳥であって男女ではないのと同時に、館の警備が主任務であり、DIOの館の側を離れると思えない。
私の推測は、トト神も子供であっても男性であるので員数に入り、アヌビス神は誰かを宿主にしていれば員数に入る。後はオシリス神(ダービー・ザ・ギャンブラー)が、誰か自分の息のかかった部下(カフェでマスターをやっていた男とか)を連れていたか、あるいはスピードワゴン財団の調査員がエジプト9栄神の伝説を事前に承知していたから8人だったのを9人に間違えたとか、はたまたアヌビス神が途中で宿主を変えて館を時間差で出入りしたのを、2人と数え間違えたとか、シャーロキアン的にあえて理由を探すとしたら、そんなところではないかと思っている。
ちなみに、このエジプト9栄神の設定が、実在するヘリオポリス九柱神とは組み合わせが異なるというのは、最近初めて知った。
思ったこと、追記
Switch版をプレイして思ったことを書いておく。ストーリー的には前に語っているので、新たに語ることは特にない。ただ、もう5回目とかになるが、一旦始めると熱中するし、飽きるということなく最後まで走れるのは、やはりペルソナ5というゲームの魅力、私がどれだけこのゲームが好きか、ということだと思う。
ただ、それでもやはりRPGとして見ると、経験値と金がカンストした時点で一種の虚脱感のようなものがある。「これ以上やることはないんだ、あとはストーリーを進めるしかないんだ」という寂しさというか。
それと、3学期だけが2回目のプレイとなることは書いたとおりだが、慣れている他の部分と違い、前回に嵌った罠にまったく同じ状況で嵌ったのには我ながら呆れてしまった。何かというと、ペルソナ第3段階覚醒アビリティである。例えば杏の「ハイテンション」。「全員にコンセントレイトが掛けられるなんて凄え!」と習得したはいいものの、消費SPは驚異の80。3回使うのがやっとだ。第3段階覚醒アビリティはどれもこんな感じでSP消費が重い。
特に有用な杏のハイテンションについては、ジャズクラブで魔術の神髄(SP消費半分)を覚えさせようかと思ったが、カレンダーを見るとなんと習得日が1/29。この後にあるのはほぼラスボス戦だけしかない。それに、半分にしたところでSP40。SP12で使えるコンセントレイトの3倍を超える。
私の想像だが、恐らくこれらの第3段階覚醒アビリティは、ペルソナ5を何十周もして、ジャズクラブに通いまくって仲間の能力を上げ、SP80が苦にならないほどやり込んだプレイヤー向けの能力なのではないだろうか。
そして、インターネット通信を利用した合体「公開処刑」について。伊邪那岐大神に「万能ハイブースタ」を付けたかったものの、まだそこまで進んでいる人は少ないのか、比較的低レベルのペルソナが多かった。
後は、PS4版でチートプレイヤーが多かった(敵専用スキルやアイテム専用スキルを関係ないペルソナが覚えていたりするらしい)とも聞くので、データを壊されるのが怖くてあまり積極的には探さなかった。