愚者たちの系譜


 ペルソナシリーズのタロットカードって、いわゆる無印版で22種類一通りフォローされてしまうので、アペンドディスクとかバージョンアップ版、P3でいうところのF,P、P4でいうところのG、P5でいうところのR,S、この辺が出ると追加分を独自解釈のタロットカードでフォローしなきゃいけなくなるんだよね。
 独自解釈のタロットカードって世界中には結構あるんだろうけど、知名度は低いので、「タロットカードの“顧問官”」とか言われると、ちょっと違和感を覚えることもある。これは、私固有の事情でトーキョーNOVAとかブレイドオブアルカナで散々タロットカードを見てきたせいもあるのかもしれない(あっちはあっちでマイナスナンバーとかあるしね……)。

 タロットカード「愚者」の説明としては動画の内容で大体合ってるとは思うのだが、「ミックスレイドはペルソナ3の主人公の固有能力だ」というのは面白かった。だからP5、P4にはないという解釈か。本当にそうなのかはともかくとして、解釈としてはアリだと思う。
 この人の動画を見てみたら、何故か主人公を紹介している「愚者」の動画だけが再生数が非常に多い。タロットカードの一枚一枚を別の動画で説明しているのに、再生数が全然違う。タロットカードの説明といったら一通り全部聞かないと理解できない気がするんだけど、なんで「愚者」だけこんなに多いのかというのは不思議だった。主人公の説明だけ見て他は見ないという人が多いのかな。

劇場版未登場


 このチャンネルだと、アソーカ=タノのエピソードが結構取り上げられているが、個人的にはアソーカ=タノはあまり好きなキャラではない。何故というと、このアソーカは劇場版の本編は一切出番がないキャラだから。クローンウォーズが初登場で、そこからドラマシリーズのスピンオフに色々登場しているキャラだが、後からアナキンの闇堕ちを正当化するために出てきたようにしか見えず「いや、それをやりたいんだったら本編に出してくれよ」っていう印象だった。
 マーベル映画もそうだけど、劇場版の補完をテレビドラマのシリーズとか追いにくい方法でやるのは本当にやめてほしい。スターウォーズサーガでいえば「アソーカ=タノにこんなにひどいことをしたから、ジェダイ評議会は実は悪いことをしてたんだよ」と後付けで言われても「いや、見れないし知らんし」っていう。キャラが悪いわけじゃないんだけども。