さすがに6と比べるのは失礼


 この手のパチモノゲームを見るたびに思うんだけど、ファミコンのソフトをパクってスーパーファミコンで出すというならわかるんだけど──少なくともストリートファイターに関していえば、PCエンジンスーパーファミコンでないと公式には発売されていなかったわけで──上位機種向けのゲームをパクってファミコンで出すっていうのは、グラフィックをキャプチャで取り込んでもそのまま使えないから、ドッターはこれを手で描いてるってことなんだろうか。もし手書きしてるんだとしたら、危ない橋を渡るよりその手間で新しいドットを書き起こしてもいいんじゃないかという気がする。危険と手間を冒しても、既存作品の人気にだけ便乗しようってことなのか。
 そして、このジャンルのパチモノゲームで操作性がまともといわれるゲームが皆無あたり、やはりり格闘ゲームにおいて手触りっていうのは非常に重要で、そこに違和感なく作られてる大手メーカーのゲームは凄い、ってことなんだろうな。

聖地巡礼


 よく聖地巡礼って言うけど、アニメが放映された後に現地に行くのではなくて、現地に行ったことのある場所が後からアニメ化されるというのも見ていてなかなか面白い。スカイツリーの情景は、本当に写真を背景に使ってるんじゃないかと思うくらい、よく再現されていた。ただ、現実にはめちゃくちゃ混んでいたのを知っているので、人が全くいないとなんかスカイツリーに見えないというのはあるけれど(笑)。
 後、ちょっと意外だったのが「この先、最高到達点 これより神域なり」とされている場所が、普段普通の人が入れる場所だということ。神域とされる場所より奥に名物のはずの「ソラカラポイント」の場所があるが、あそこは私も写真で撮影したことがある(あの傾いた柱とスロープ状の手すりは非常に記憶に残っている)。
 原作では背景まではそこまではっきりと描かれていなかったので、てっきり「一般人には入れない天望回廊より高い場所」があるのかと思っていたのだけど、恐らくアニメ化にあたって現地を取材した時に、スカイツリーの構造上そういった場所を設定するのが難しいので、あくまでも作品内の架空の設定として、天望回廊の一部を神域として閉鎖するという設定にしたのだろう。