それは高くなるだろうな……


 昨日の動画で出てきた「書き換えサービス」関連の別動画。
 普通に考えて、パッケージがそのまま売られていたものより、書き換えサービスでしか配信されていなかったものの方が、中古が高額になるのは当然だろうな……(動画内では価格までは出ていないが)。書き換え対応ということは、仮にダウンロード数が多数だったとしても、そのあと書き換えられてしまう可能性も高いわけで……。特に、書き換えサービス専用ソフトで当時の評価が低かったソフトなんかは、現存数が非常に少なそうだ。

コロコロ少年の思い出(39)・影に殺された伝説の魔法使い

 さて、今日はいささか寂しい結末となってしまった昨日のエントリとは打って変わって、とあるPCの名前にまつわる一発ネタである。
 そのプレイヤーは、私がダンジョンズアンドドラゴンズのダンジョンマスターを初めて務めた時から卓を囲んでくれた、仲間の一人である。キャラクタークラスはマジックユーザー。

 その名も「アールリース・フィスタンサー・レイスト=デリング」。

 「こういう凝った名前を考える人は時折いるんじゃない?」と思われるかもしれないが、実はこの名前には元ネタがある。聞いてすぐにわかった人は、昔のTRPGに詳しい人だろう。

 アーサー王伝説の「アーサー王」。
 ドラゴンランスに登場する「フィスタンダンティラス」。
 同じドラゴンランスに登場する「レイストリン」。
 そして、ダンジョンズアンドドラゴンズのゲームブック「魔術師の宝冠」の主人公「カー=デリング」。




 凝ったオリジナルの名前を考えるプレイヤーは他にもいたし、元ネタのある名前を付けるプレイヤーも珍しくなかった。何しろ、「D&Dがよくわかる本」のパーティメンバーは「ペンドラゴン」と「レゴラス」、「ラスプーチン」、「ベン・ケノービ」と「ダース・ベイダー」。解説本からしてこれである。



 ただ仲間たちを驚かせたのは、その欲張りっぷりだ(笑)。一人のPCの名前に、3つの作品から4つの名前を拝借してきたプレイヤーは、さすがに他にはいない。

 そしてこの話にもオチがつく。現実世界の偉人やフィクションの伝説の魔法使いたちの名前を、これでもかと冠した彼のPCは、たった2回の冒険で、ドッペルゲンガーの手によって命を落とすことになる。とはいえ、これについては前に書いたとおり、私のミスによるところが大きい。

転生したら美女に

 しかし、この一点で吹っ切れたのか、彼は伝説の魔法使いのようなカッコいいPCを目指すという目標を捨てた。同じプレイヤーによる次のPCは、同じマジックユーザーではあったものの、めちゃくちゃあざとい女魔法使いとして生まれ変わった。
 ところが、奇妙なことに、この踏ん切りがプレイヤーのツキを呼んだ。ダイス目に殺される不運に終わった最初のPCとは対照的に、次のPCはダイス運に恵まれ続けた。しまいには、彼女は「あのアンバー砦でブラックロータスに眠らされる」という、下手をするとそれだけで即死しかねない状況に陥ったにもかかわらず、「背中から翼が生えて空が飛べるようになる」という、一切デメリットのない幸運まで引き当てた。
 結果的にはプレイヤー自身も、設定に凝りまくった一人目のPCより、適当に作った二人目のPCの方に思い入れがあったようだ。ふぃあ通の動画でも、昔のTRPGは死亡率が高かったと語られていたが、そんな頃は往々にして、こういうことも起きたのである。