私はこの動画とは逆の状況だったんだよな……。
魔石・輝石はこういう動画とか攻略記事とかで散々足りなくなると連呼されていたので、ボックスガチャの時はできるだけ頑張るようにしていたお陰で、足りなくて困ったことがほとんどない。
逆に素材については「入手先が最新のストーリーのみ、しかもレアドロップ」とか結構あるんで、キャストリアとかロウヒとか、結構長いことスキルマにできなかった。
まぁ、私が必要最低限のサーヴァント以外スキルを上げない方針でやってるから、っていうのもあると思うけど……。とりあえず、サポート欄に置かないサーヴァントのスキルは基本的に全部レベル1だし(笑)。
リメイクより復刻が好き
昨日の日記に少し補足しておこう。
「トーキョーN◎VA・the AXLERATIONに、昔のN◎VAを遊ぶためのステージは必要ないと思う」と書いた。これを読んだ方の中に、「お前は普段レトロゲームの話をしたり、CD&Dの話を散々しておきながら、昔のTRPGを遊ぶのを否定するのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
私は、過去のトーキョーNOVAについて、以前のルールやシナリオ集を電子書籍として復刻することは良いことだし、それで今のプレイヤーの人たちが遊んでくれることは、非常に喜ばしいことだと思う。しかしこれとそれとは話が違う。
何が言いたいかというと「世界設定とルールというのは密接に関わっており、切り離して語れるものではない」ということだ。当時のトーキョーNOVAを体験するのであれば、ルールも当時のもので遊ぶのがもっとも近い。今のAXLERATIONは最新の世界設定に最適化されたルールになっており、そのルールを使って設定だけ昔のN◎VAを遊んだとしても、その体験は当然、過去のものとは異なる。
昨日取り上げたブレイドオブアルカナについては、ゲームシステム上、最新のルールでも過去を扱えるように設計されている。しかし、トーキョーNOVAはデザイナーがそれを推奨していない、ということは、そのように設計されていないということだと私は思っている。それが昨日書いた「あの街には未来も過去もない」という意味だ。
もちろん、RLが個人的にそういったシナリオを組んでセッションをするのは自由だが、それを公式でサポートするのは、また違う話だ。
コンピュータゲームの場合
実は、過去にコンピューターゲームについても似たような話を書こうとしたことがある。時折「昔のゲームをリメイクして欲しい」という動画を見かけることがあるが、私自身はリメイクより復刻の方が嬉しい場合が多い。今も持っているがサポートの終わったゲーム機のソフトについては、そのまま遊べる環境が欲しいだけだし、自分が持っていなかった過去のゲームについては、可能なら当時の環境を再現して遊びたいと思っている。
その理由は過去の経験から、ということになるのだけど、分かりやすい例の一つが、昔ファルコムで一時期ブームだった「昔のソフトをWindowsでリメイクする」というケースだ。例えば、ダイナソアリザレクションにしても、ソーサリアンフォーエバーにしても、オリジナルとはやはり別物だった。そして、これらがプレイヤーから諸手を挙げて歓迎されたという話は寡聞にして聞かない。
それに、プレイヤーがリメイクを望んだとしても、それにはゲームを1本作るのに匹敵するような予算と労力がかかることも珍しくない。これに対して復刻は、当時と同じ環境を再現するための手間しかかからない。ハムスターのアーケードアーカイブスがあれだけハイペースで出ていることや、プロジェクトEGGのラインナップを考えれば、ゲームそのものをリメイクするより、当時のものをそのまま今の環境でも遊べるようにする方が、明らかに工数は少なくて済むはずだ。
話が逸れてしまったが、TRPGについても私は基本的には同じ考えだ。古いものを遊ぶのであれば、可能なら当時のものをそのまま遊びたいし、そうでないなら新しいものを遊びたい。
マタイによる福音書にもこうある。「新しい酒を古い革袋に入れるな」と。